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ヘルシーなおでん 食べすぎ要注意な理由とは 栄養士が解説
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教えてくれた人:和漢 歩実
汁まで飲むのはNG! 塩分過多に
コンビニエンスストアで売られている一般的なおでん1人分(486グラム・大根、卵、さつま揚げ、焼きちくわ、昆布、豆腐揚げボール、こんにゃく)のエネルギー量は、184キロカロリー。かなり低カロリーの料理といえるでしょう。
お酒のおともにおでんを食べることもあるかと思いますが、ついついお酒が進んで量が増えると、いくらヘルシーなおでんでもカロリーは高くなっていきます。どんな料理も食べすぎは良くありません。ちくわぶや餅巾着の食べすぎは、炭水化物のとりすぎにつながります。
また、つい汁も飲みたくなりますが、そこは我慢。塩分過多になるので気をつけましょう。ちなみに、前述の一般的なおでんの食塩相当量は5.2グラム。日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、成人1日の食塩摂取の目標量は男性7.5グラム未満、女性6.5グラム未満です。
さまざまな栄養がとれるおでんですが、具材の傾向として不足しがちな栄養としてビタミンCやβカロテンが挙げられます。熱に強いビタミンCを持つジャガイモや、βカロテンが豊富なニンジンを具材として選ぶと良いでしょう。ジャガイモをおでんの具材にする際は、男爵ではなく煮崩れしにくいメークインを。煮崩れして汁が濁らないように、必ず下ゆでをしましょう。
(Hint-Pot編集部)
和漢 歩実(わかん・ゆみ)
栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾