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しらたきに味を染み込ませるコツ アク抜きは必要? 専門家が手順を伝授

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

おでんの具材にも使われるしらたき(写真はイメージ)【写真:写真AC】
おでんの具材にも使われるしらたき(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 おでんやすき焼き、肉じゃが、煮物など、幅広い料理に合うしらたき。低カロリーなので、減量中の食材としても人気があります。ただし、それ自体には味がありません。味を染み込ませておいしくいただくコツを、栄養士で元家庭科教諭の和漢歩実さんにレクチャーしていただきました。

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独特のえぐみや匂いが気になる人は塩と湯で

 しらたきは皮を除いたこんにゃく芋が原料で、店頭に並ぶ白いこんにゃくとは形状が違うだけ。約97%が水分なので、エネルギーは少なめです。また、食物繊維のグルコマンナンが含まれているので満腹感を得られやすく、便通改善も期待されるので、減量食としても人気があります。

 市販のしらたきは水洗い後にアク抜きせず、そのまま調理できます。しかし、独特のえぐみや匂いが気になる人は、アク抜きを行うとよりおいしくいただけるでしょう。

【しらたきのアク抜き】
1. しらたきに塩をまぶしてよく揉み込み、しばらく置く
2. 出てきた水分を水洗いする
3. 沸騰した湯に入れて1分ほど煮こぼし、ザルにあげて水分を切る

 しらたきは通常、水と一緒に袋詰めされた状態で売られています。この水はアルカリ性で、殺菌作用があるもの。しらたきを使い切らない場合は、この水を密封容器に入れ、余ったしらたきを浸して冷蔵保存します。水は水道水でも大丈夫ですが、その場合は毎日交換しましょう。