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“絶対女王”に聞く 39歳、ビキニフィットネス安井友梨の「今を生きる」原動力とは
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多様化する女性の生き方 「もっと自分らしく、楽しく」
ビキニフィットネス競技者のなかには、周囲から反対を受けている人も多いそうです。安井さん自身も、始めた当初は家族や周囲の反対に遭ったといいます。それでも貫いた自分の意志。現在では「応援してもらえるようになって、世界選手権も観にきてくれるようになった」と笑みをこぼします。
「以前とは比べものにならないくらい女性の選択肢が広がってきていると思いますし、女性の社会進出がすごく進んでいるなかで、“女性らしい”という定義も以前の常識には当てはまらなくなってきているように感じます」
安井さん自身、結婚後も仕事を続け、今年1月までは外資系銀行に勤める会社員としてフルタイムで働きながら、アスリートとしての活動もしてきました。
「“女性らしい”というと、ひと昔前までは奥ゆかしいとか、一歩下がって男性の後ろを歩くというイメージがありましたが、今はもう女性自身がもっと自分らしく、もっと楽しく自己表現できる時代になってきていると感じています。少しずつ、自己表現できる時代になってくるといいなと思いますし、女性自身が自分らしさを追求できるような時代になるといいですよね」
ビキニフィットネスの日本チャンピオンでありながら、無類のおはぎ好きとして知られる安井さん。“スーパーフード”として毎日2~3個は食べるのだとか。「そんな人は世界で私しかいない」と笑顔を見せます。未来の自分像に向けて、興味のあることにチャレンジしながら、今この時間を生きていく。人とは比べず、自分がやるか、やらないかが大事。それが“安井スタイル”なのです。
1984年1月13日、愛知県生まれ。30歳のとき、ダイエットを機にトレーニングを始めたことがきっかけでビキニフィットネス競技の世界へ。本格的にトレーニングを始めてわずか10か月には日本チャンピオンになり、国内では現在7連覇中。初めての世界大会で予選敗退を経験するも、35歳の時にアジアの頂点に立ち、「世界一」への挑戦を続けている。1日平均2~3個食べるほどの大のおはぎ好きでも知られており、SNSではシーズン中とオフ期間の体の変化も大きな話題になっている。
(Hint-Pot編集部)