漫画
深夜の車道に突然の人影 「人をひきかけたので警察を呼んだ話」に3万人が称賛
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暗い山道を車で走行中に起きた、実体験漫画がツイッター上で3.6万件もの“いいね”を集めて話題になっています。作者のカワサキ(@cawask5678)さんの目の前に突然現れたのは、雨が降る中傘も差さずに歩く高齢男性。明らかに「おかしい」と感じたカワサキさんが取った行動に称賛の声が上がっています。詳しいお話を伺いました。
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ひとりで車道を歩くおじいさんに声をかけると…
話題になっている作品は、作者であるカワサキさんの実体験を描いたものです。雨が降る深夜、カワサキさんが街灯もない山道を車で走行していると、目の前に突然人影が現れました。カワサキさんは驚きつつも、あわやというところでハンドルを切り、人影を回避します。
人をひきかけてしまった事実に胸をドキドキさせるカワサキさん。走行を続けながらも、先ほどの出来事を振り返ります。そして、人影がこちらを振り向く瞬間を頭の中でリプレイすると、それは傘も持たずに濡れながら車道を歩くおじいさんでした。
カワサキさんは時間帯や状況からも明らかに「おかしい」と感じ、おじいさんがいた場所に引き返すことに。おじいさんを見つけると、近くに停車をして窓から「大丈夫ですか?」と声をかけました。ところが、おじいさんは振り向きはするものの、無言のままフラフラと歩き続けます。
ただの散歩ではないことを確信したカワサキさんは、車から降りておじいさんを歩道へと誘導し、さらに質問を続けます。ところがおじいさんは自分の住所や電話番号、年齢もあやふやな状態で、会話が噛み合いません。
そこでカワサキさんは警察に通報しておじいさんを保護してもらうことに。家族から届けが出ていたこともあり、すぐに警察が駆けつけてくれることになりました。そのときに行われた警察とのやりとりも細やかに描かれています。
こうしておじいさんは無事に保護されましたが、もしかしたら交通事故に発展していたかもしれない今回の出来事。「かもしれない」のことを想像しながら、カワサキさんは改めて交通安全の遵守を誓います。
漫画は2回にわたって投稿され、合計で3.6万件の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には、「素晴らしい」「本当にお疲れ様でした。とりあえずはおふたりとも無事で何よりです……」「お疲れ様です。立派ですよ」「おひとりの尊い命が救われました。ありがとうございます」といった称賛の声が上がっています。