どうぶつ
保護ねこの譲渡会で出会った男前な「猫山さん」との暮らし 飼い主が「幸せ」と感じる瞬間
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緊張……? 異変を感じ病院へ駆け込んだ1日目
譲渡会から1週間後、猫山さんはいよいよおともさんの家へやってきました。初日の様子はというと……。ひと言も発することなく、ただただじっとうずくまってハァハァと口呼吸をしていたのだそう。
「知らない場所に来て緊張しているとはいえ……なんだか様子がおかしい」
ねこ親新人ながらも、猫山さんの異常に気づいたおともさん。慌てて近所の動物病院に駆け込みました。
診断の結果、どうやら猫山さんは風邪をひいていたようで、点滴をしてもらうとすっかり元気に。その姿にホッとして涙が流れたといいます。「今では笑い話です」とおともさんは話しますが、その時は「死んでしまうんじゃないか」と思うほど心配したそう。
安心しきって寝ている姿を見るだけで幸せ
「ねこができるだけストレスなく安心して暮らしていけるように飼い主が努めること」それがお互いにとっての幸せにつながるというのが、おともさんの考え。
こんなにも誠実に猫の幸せを考えられるおともさんは、もう決してねこ親新人なんかじゃないと思います。いえ、むしろ迎えた初日から、すでにしっかり猫山さんの“親”だったのでしょう。
「安心しきって寝ている姿を見るだけで幸せな気持ちになれますから」
おともさんが我が子を想う気持ちは、愛情にあふれています。猫山さんとおともさんとの出会いはきっと運命だったのでしょう。これから先も、ずっとずっとお互いに幸せを与え合って暮らしていけることを願っています。
(猫ねこ部)