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イチゴは1日何粒からが食べすぎ? 豊富に含まれている栄養と健康効果とは
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つい食べすぎてしまうことも 1日何粒が適量?
甘くておいしいので、つい食べすぎてしまうことがあるかもしれません。イチゴの場合は、食物繊維やビタミンC、葉酸の過剰摂取となり腹痛や下痢を起こすのでは? との声を聞きます。もちろんその可能性はゼロではありません。どんな食品でも食べすぎは良くないことです。
ちなみに、葉酸の1日の耐容上限量は、食事摂取基準(2020年版)により成人で1000マイクログラム。これはイチゴ(100グラムあたり90マイクログラム)で換算すると、約1キロ分です。実際にその量を一度に食べることはほぼないと思います。また、葉酸もビタミンCも水溶性なので、健康な成人であれば余分なものとして尿と一緒に体外へ排出されます。
適量の目安としては、ビタミンCの量で判断すると約11粒(中粒)。これは成人が1日に摂取するビタミンCの推奨量が100ミリグラムであることから、イチゴの中粒1粒を15グラム(廃棄率2%)とした場合、1粒にビタミンCが約9ミリグラム含まれる計算によります。エネルギーは11粒で50キロカロリー弱です。
イチゴは生のまま食べるのが一番おいしいと思いますが、たんぱく質が少ないため、ヨーグルトに添えたり、牛乳や豆乳と一緒にミキサーにかけてイチゴミルクやイチゴソイにしたりすると、栄養バランスが良くなります。
(Hint-Pot編集部、和漢 歩実)
和漢 歩実(わかん・ゆみ)
栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾