新婚夫婦のもとに突然届いた1通の督促状。それをきっかけに、夫が過度なギャンブル好きであることが発覚した場合、どうすればいいのでしょうか。離婚をしたいと思っても夫に拒否されているという女性のお悩みについて、夫婦カウンセラーの原嶋めぐみさんに対処法をお伺いしました。

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結婚式の8か月後に自宅へ届いた督促状

　今回お話を伺ったのは、関東地方在住の遠藤さゆきさん（仮名・29歳）。共働きの夫とは結婚してまだ1年足らずの新婚ですが、夫の金銭問題に頭を抱えているといいます。以下は、さゆきさんのお話です。

　私はもともと結婚願望が強く、古くからつきあいのある幼なじみから従兄を紹介されて結婚しました。夫は30歳を超えていましたが、顔立ちが整っているうえ、官庁に勤めており収入も安定。「こんな人がなぜ今まで独身？」と疑問に思って幼なじみに聞いたところ、工学部系の大学に通っており、現在の職場も女性が少ないため、これまで良いご縁がなかったとのこと。互いに結婚前提でおつきあいを始めた結果、穏やかな空気感が気に入り、結婚することにしたんです。

　このまま、この人とまったりとした時間を紡いでいければいいな……そう思っていました。ところが、結婚式から8か月ほど経ったある日、家に借金返済に関する消費者金融からの督促状が届いたんです。金額は50万円程度ですぐに払えない金額ではありませんでしたが、さすがに驚いて夫を問い詰めると、なんと夫がパチンコにハマっていたことが判明。週に2～3度、多いときはほぼ毎日、「残業」と嘘をついてはパチンコ屋に通っていたんです。

　夫が言うには「パチンコが唯一の生きがい」で、結婚するまでは生活費を除いた全額をパチンコに費やしていたそう。しかし、私と結婚して家計をともにするようになってからは思うようにお金が使えなくなり、ストレスが溜まっていたため消費者金融から数万円借りたというのです。そして、負けが込むうちに金額が50万円を超えてしまったが、結婚式や新居、新婚旅行などの費用で貯金が消えていたので返済ができなくなってしまったのだとか。私はそれを聞いて、言葉を詰まらせてしまいました。