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エアコンの温度設定で揉める夫婦たち 離婚危機に発展するケースも 「夫への愛情温度は反比例する」
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気温差が激しい日が続きますが、今年も蒸し暑い夏がスタート。この時期に多い夫婦の揉め事の1つに「エアコンの温度設定」があります。かく言う我が家も、毎年のように夫と温度設定で揉める日々です。実際、大手家電メーカーの調査によると「女性より男性の方が温度設定を低くする」傾向にあるといいます。そこで、温度設定が折り合わないことから起こった夫婦間の波乱のエピソードを集めてみました。
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寝室を別にする夫婦 セックスレスの原因になる場合も
「20代の結婚当初は、夫のため……と思って、エアコンの温度設定を24~25度に設定していました。でも私も40代となり、エアコンの風が当たるだけで足が冷えてしまい、夜中にこむら返りが起こることが増え、翌朝起きる時につらくなるようになってしまいました」
そう語るのは、神奈川県在住の智栄美さん(以下、仮名)。夫と相談し、せめて26度設定にすることになりましたが、実際に温度を上げてみると「暑い! こんなんじゃ眠れない!」と夫は大騒ぎ。
「いい加減ウザイので、数年前から寝室を別にし、私は独り立ちした娘の部屋で寝るようにしています」
智栄美さん夫婦は折り合いがつかず、寝室を別にすることで対応したといいます。そんなご夫婦は他にも。
「夫とは、夏の間だけ別の部屋で寝ています。ただ、すごく腹の立つことに、夫は温度設定を低くしつつ、羽毛ブランケットに全身くるまって寝ているんです。これって間違いなく、寝ている時に寒いからですよね」と話す群馬県在住の有美さん。
夏がけのタオルケットに変えれば、エアコンの温度設定を低くしなくてももっと涼しくなると提案しましたが「ブランケットじゃないと嫌!」と夫は譲らず、ほとほと呆れてしまっているのだとか。
「私は30代半ばで、絶賛妊活中なのですが……別々に寝ているので、夫婦生活なんて皆無です。もういっそ、このまま夫と縁を切るのもアリかな? と思い始めています」
寝室を別にしたのをきっかけに離婚さえも頭によぎり始めたそう。夏になるとエアコンで身体が冷え切ってしまうためか、風邪をひいてしまったり、生理が重く感じたり、肩こりがひどくなったりと、体調面に深刻な悩みも出ていたため、寝室をともにするのはやはり現実的ではないようです。
「エアコンの設定温度と夫への愛情温度は反比例するってことを、男性はそろそろ気付くべきだと思います」と有美さんはため息まじりで語ります。