「『神のご加護を』とか言われたらもう完封」

　イゴさんに、漫画を描いたきっかけや反響を呼んだことなどについてお話を伺いました。

Q. 今回のエピソードを漫画に描いた理由を教えてください。
「素敵なご夫婦に出会ったな、といううれしさが前提にあります。そのうえで、あの場面でウケを狙った返しをすることは現実的ではなかったのですが、つい何かを返したくなるのが関西人の性分だと感じたので、そのささやかな無念を共有しかったのだと思います」

Q. その場でおもしろい返しは浮かばなかったようですが、その後、何かいい返しは浮かんだのでしょうか？
「特に浮かんでいません！　考えてもいなかったです。インスタのフォロワーさんのコメントには『アーメン』勢が多かったです（笑）。あと、『「神のご加護を」とか言われたらもう完封みたいなところある（知らんけど）』というコメントにはおおいにうなずきました（笑）」

Q. 関西から上京して、関東で一番驚いたギャップを教えてください。
「逆に久々の帰阪時に初めて感じたギャップなのですが、関西のほうが電車に乗り込むスピードがゆっくりだなと感じました。東京のほうが『我先に』というスピード感で乗り込む印象です（かくいう私もですが……）。人が桁違いに多い東京ならではなのかもしれません。なんとなく関西のほうがせっかちなイメージがあるので、その違いはちょっと意外でした」

Q. 今回の漫画は大反響を呼びましたが、読者からの印象に残った感想や気がついたことはありますか？
「インスタグラム内では同じような感覚で楽しんでくださる感想ばかりで、返しの案をコメント欄に投げてくださり、プチ大喜利状態で楽しかったです。私は考える努力を放棄していたなと反省しました（笑）。あとは以前、ほかのメディアで紹介いただいた際に、見られる母数が大きくなると不本意な受け取られ方をされることもあるんだなと、そこのコメント欄を見て勉強になりました。その時のニュアンスや状況を齟齬なく漫画で伝えるのは難しいなと改めて感じたので、これからも精進していきたいと思います！」

（Hint-Pot編集部）