ライフスタイル
引っ越しの準備や作業で「しないほうが良い」“NG”行為は? 引っ越しのプロが解説
公開日: / 更新日:
引っ越し業者からすると実は“NG”なことも
少しでも引っ越しを手早くスムーズに済ませたいとの気持ちから行ったことが、実は作業の遅延に結び付くこともあるようです。文字さんのお話から、こちらも5つのポイントで紹介します。
1. 詰め込みすぎ
運ぶ箱を少なくしたほうが運ぶ手間が省けるとの思いから、1つの箱につい本や書類などを詰め込みすぎるケースがありますが、これは“NG”。積み重ねる際につぶれたり、底が抜けたりする原因にもなります。また、箱を使わずにビニール袋を使用すると、積み重ねることができず作業に支障が出てしまうため避けましょう。
2. 家具の分解
家具の中には、メタルラックなどそのまま搬出できるものもあります。完全に分解してしまうと運びにくくなってしまうため、スタッフに任せるのが良いでしょう。
3. 搬出入の手伝いや指示
搬出入のお手伝いは、けがや物品の破損につながるリスクがあるので避けましょう。スムーズな搬出入には段取りや流れがあるため、指示することでかえって時間がかかってしまうこともあります。極力、引っ越しスタッフにお任せするのがベスト。
4. →搬入してすぐの荷解き
すべての搬入が終わる前の荷解きはしないほうがスムーズです。荷解きを始めると、ほかの荷物の搬入を妨げることにもなり、時間がかかってしまうことがあります。
5. 窓開け
夏場などは窓を開けることが多いですが、マンションの高層階などでは風で養生シートが飛ばされることもあるため注意が必要です。開ける際はひと声かけましょう。
以上、引っ越しをスムーズに進めるために、前日までにしておくと良いこと、しないほうが良いことなどをお伝えしました。
最後に「依頼主の方が緊張していると、実は引っ越し業者のスタッフにもその緊張感が伝わってしまいます。リラックスして臨んでいただけるとうれしいです」と文字さん。新生活には不安がつきものですが、場作りをサポートしてくれたスタッフの方々に、激励や感謝の言葉をかけるのも良いですね。
1984年生まれ、神奈川県出身。14歳(中学2年生)のときから引っ越し会社で作業員のアルバイトを始め、何社もの引っ越し会社で作業員アルバイトや社員として働く。21歳のとき(2006年5月)に株式会社アップルを設立。現在に至る。
(Hint-Pot編集部)