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気づけばクラシックの“沼”へ 初生演奏に涙する漫画に大反響 「感性がすごい」
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自分が今まで未体験だったことに触れたとき、想像以上に感動してしまうことがありますよね。いつもと同じ休日のルーティンに「飽きた」ことから、たまたま近くで行われていたクラシックコンサートに足を運んでみたところ、その素晴らしさに思わずハマってしまったという体験談を綴った漫画が話題になっています。ツイッター上で1.7万件もの“いいね”を集めた漫画について、作者のよざ ひかる(@HikaruYoza)さんに詳しい話を伺いました。
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「生のピアノってこんなにきれいな音がするんだ」 予想に反して魅了された理由とは
普段はライターとして執筆活動を行っているよざさん。今回ツイッター上で話題になった作品は、noteでも公開されています。
漫画は、「休日のルーティンが同じで飽きた」というよざさんが、自宅の近くで開催されていたクラシックコンサートへ行くところから始まります。ホールに入ってみると、会場の豪華さや来場者の格式の高さに驚きを隠せません。
「自分にはまだ早かったかもしれない。まあ最悪寝ればいいか」
そんなことを思ううちに、演奏がスタート。すると、ピアノの美しい音色や動きがそろうバイオリン奏者、そしていつまで経っても演奏しないトロンボーン……目に見えるもの、耳に聴こえてくるものすべてが新鮮で、よざさんは飽きて寝てしまうどころか、その迫力と生の演奏に魅了されていきます。
鑑賞しながら自由に曲の世界観を楽しむよざさん。優しい曲が演奏されたときには感情がMAXに。かわいがっているペットのハムスターを思い浮かべて、つい涙してしまいます。そして、完全にクラシック音楽の世界に引き込まれてしまったよざさんには、コンサートへ行く前は予想もしていなかった習慣ができたのでした。
漫画はクラシックファンからの反響を呼び、リプライ(返信)には「わ~、うれしい。クラシックの沼へようこそ。初めてのクラシックコンサートで涙するよざさんの感性がすごいです。これから一緒にクラシック音楽を楽しみましょう」「メロディによって、つらかったことを思い出したり、幸せな記憶が浮かんできたり、自分や我が子の未来に思いを馳せたり……感情がさまざまに持っていかれてどっぷりハマれますよね」などの声が寄せられていました。