玄関でぽつんと佇む1匹の豆柴。実は、お散歩を終えて帰宅した直後、飼い主さんがトイレへ直行したときの様子です。汚れた足で部屋に上がってはいけないとわかっているのでしょうか。その場でじっと待ち続けるわんちゃんの姿が「お利口さんすぎる」と、ツイッター上で話題になっています。27.3万件もの“いいね”を集めた写真について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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飼い主さんからの“お願い”に応えたごまちゃん

　黒豆柴の「ごま」ちゃんは、現在1歳4か月の女の子です。かわいらしいお名前は、お迎えしたときにおかおにゴマのようなものが付いていたことから授けられました。「柴フェスティバル2023」の50メートル走で1位を獲得する“俊足”の持ち主であるごまちゃんは、いつも元気いっぱいでおてんばさんなのだとか。

　ある日、いつものようにお散歩に出た飼い主さんとごまちゃん。ところが、飼い主さんは途中でトイレに行きたくなってしまいました。家にたどり着くとすぐにごまちゃんのリードをはずし、「1秒待ってて！」とごまちゃんを玄関に置いてトイレへ駆け込んだそう。

　そして無事に用を足して玄関に戻ると、そこには声がけ通り、おとなしく待っているごまちゃんの姿がありました。感動した飼い主さんは、無垢な顔で待ち続けるごまちゃんを撮影。「究極にトイレ漏れそうで、散歩帰ってリードだけはずしてバタバタトイレ行ったら、ごまが足洗ってないからと玄関で待っててくれた」とのメッセージを添えて、写真をツイッターに投稿しました。すると、27.3万件もの“いいね”が。

　リプライ（返信）には「お利口さんすぎる!!!」「なんて偉い子でしょう」「賢すぎます」「俺がいぬなら迷わず上がるわ」と、感嘆の声が続出。また、「偉い！　そして、わかる!!　散歩の途中でトイレ行きたくなる症状!!　我慢の限界が近づいて、置いてけぼりにするパターン！」など、飼い主さんに共感する声も寄せられています。

お利口さんのごまちゃんに飼い主さんも感動！

「足を洗わないとおうちに上がっちゃダメ」というしつけはとくにしていなかったため、飼い主さんにとってごまちゃんが待っていてくれたことは“うれしいサプライズ”だったようです。

「まさか待てると思っていなかったので、感動です。そして、あふれんばかりの愛情がごまに対して湧いてきました。散歩後はいつもお風呂まで抱っこをして連れていき、足を洗っています。そのため、帰ってきたのに抱っこしてもらえてないのと、『待て』と言われたので『なんで？』と思っていたのかもしれません（笑）」

　その後、足を洗ってもらったごまちゃんは「よっしゃ～！　自由だ～！」といった様子でおうちの中を走り回っていたそうです。