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物価高騰対策に水道料金を節約 FPが教える5つのテクニックとは
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電気代やガス代の値上がりが話題になっていますが、水道光熱費のもうひとつ「水道代」も気になるところ。水は炊事に洗濯、お風呂やトイレと暮らしに欠かせないものです。いろいろなものが値上がりの一途をたどるなか、水道代も値上げラッシュに巻き込まれているのでしょうか。また、どのように節約をしたらいいのかを、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を持つフリーアナウンサーの橋浦多美さんが解説します。
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必要不可欠な水 私たちの水道料金はどんな仕組み?
まずは、私たちが支払う水道料金がどのように決まるのか、その仕組みから説明します。水道料金は地域差が大きいですが、多くの水道局では、基本料金と従量料金の2つから成り立っています。基本料金は水道を使う・使わないに関わらずかかるもので、水道メーターの設置や料金の徴収経費、水道施設の維持管理費などが含まれています。基本的には口径(水道管の太さ)によって段階的に定められていることが多く、一般家庭では13ミリメートルから20ミリメートル程度が一般的です。
一方、従量料金は使用水量によって決まる料金です。使用量によって1立方メートルあたりの料金単価が設定されており、動力費や薬品費などが含まれています。さらに地域によっては、上記の上水道料金に下水道料金が加算されるでしょう。
近年、全国のさまざまな自治体で水道料金が改定されています。2022年7月に改定した旭川市の場合だと、水道料金は平均で14.9%値上げ、下水道料金は料金体系の見直しとなりました。これは、日本全体が抱える大きな悩みのひとつである「人口減少」と、「設備の老朽化に伴うコストの増加」が原因になっています。水道も電気やガス同様に、値上げの一途という状況のようですね。