漫画
電車で赤ちゃんが泣き始めた 焦る母を見つめる男性 不穏な空気が一変する漫画に反響
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「すれ違いはあるけど、みんなそんなに嫌な人じゃないぜ」
「電車内“あるある”?」とのタイトルが付いた今回の作品。漫画に込めた思いなどを、赤信号わたるさんに伺いました。
Q. 今回の漫画を描いた理由は?
「SNSを見ていると、毎日誰かしらがギスギスしているので、それを笑い話に変えられるような漫画を描いてみようと思いました」
Q. 漫画と同じような体験をしたことは?
「さすがにこのシチュエーションのような場面はありませんが、譲ったり譲られたりしている人を見かけることはたまにありますね。タイトルのように譲り合いが電車内“あるある”になればいいなと思います」
Q. 今回の漫画でこだわったところを教えてください。
「SNSは怒りを増幅させやすい面があります。例えば、悪い人がいたとして、『絶対に許さない』と他罰的になりがちです。でもそういう流れにはしたくなかったので、『すれ違いはあるけど、みんなそんなに嫌な人じゃないぜ』って話にしたいと思いながら描きました」
Q. 続きを描くとしたら、どんな展開にしたいですか?
「ママさんと赤ちゃんが電車を降りた後、電車に残った男性2人が『あちゃー』という表情を浮かべます。そして、気まずそうにしながら、並んで座って仲良くなるという展開までは妄想しました」
Q. 読者からの感想で気づいたことは?
「『優しいけど声は抑えるべき』というコメントがいくつかあって、これは確かににその通りだなと。スキンヘッドの男性と同じく、『やらかしたぜ、ごめんね!』と思いました」
ウィットに富んだ回答も光る赤信号わたるさんは、単行本「ヤンキー悪役令嬢 天性天下唯我独尊」(キルタイムコミュニケーション刊) が出版されるなど、プロの漫画家として活躍中。「赤信号わたる短編シリーズ」 は第3巻までKindleで無料配信しています。
(Hint-Pot編集部)