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「親が入社式に出席」どう思う? 新入社員の本音と企業側の狙い
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いよいよ4月1日から新年度がスタートしました。コロナ禍が明けつつあるなか、対面での入社式を再開する企業も増えています。また、2022年からは成年年齢が18歳に引き下げられ、高校卒業と同時に大人としての責任が伴うようになりました。そんななか、親を入社式に招待する企業が増えているといいます。そこで、近年の入社式の実態についてアンケート調査を実施。その結果を基に、親を入社式に招待する企業側の狙いや参加する親の気持ち、良好な親子関係について専門家に解説していただきました。
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親が入社式に出席したのは約14% この数字は多い? 少ない?
アンケートは2023年3月1日~7日、新卒で会社に入社した全国の10代と20代のYahoo!JAPANユーザーの男女542人を対象に実施しました。
まず「あなたが新卒で入社した会社の入社式に親は出席しましたか?」の問いに対しては、「はい」が14.4%、「いいえ」が85.6%に。多くが「入社式に親は出席していない」との答えでしたが、1割を超える人が「入社式に親が出席している」とわかりました。
実際に親が入社式に出席したことを、どのように思ったのでしょうか。アンケート結果より、「入社式に親が出席した」人の回答のみを数値化しました。
選択式の答えでは「安心した」(24.1%)、「うれしかった」(21.3%)を選ぶ割合が高く、親が入社式に出席したことを好意的に受け入れている人が多くいました。一方で「出席しないでほしかった」(17.6%)、「恥ずかしかった」(13.0%)、「正直、嫌だった」(4.6%)と否定的な回答を選ぶ人もいましたが、これら3つを合わせても、上記の肯定的な2回答の合計には及ばない結果に。その他の自由回答には、「うれしい反面、恥ずかしい気持ち」や「普通に良かったと思った」などの声もありました。