親に入社式へ出席してほしくない新入社員が8割を超える

　アンケートの回答者は、すでに新卒での入社式を終えている人々ですが、改めて「あなたは入社式に親に出席・参加してほしいですか？」ということを全員に聞いてみました。

　その結果、「はい」と答えた人が16.2％、「いいえ」と答えた人が83.8％と、「出席してほしくない」と考えている新入社員が圧倒的に多いことがわかりました。

　その理由を自由回答で求めたところ、否定的な意見としては「恥ずかしい・気まずい」「過保護だと思われそう」といった内容をはじめ、「学校であれば学費を親が出しているのでわかるが、社会人になったら本人の人生であり親は関係ない」と高い自立性を感じるコメントもありました。このほか、「就職して独り立ちをするのは、親から巣立つということになる。きちんと大人として生きていくためにも、親への甘えの心を手放して、大人としての自覚を持つべきだと思う」「本人が成人しているため、親は保護者ではない」などの声がありました。

　その一方で、肯定的な意見としては「見守ってほしい」「喜ばせたい。安心させてあげたい」「成長した自分を見てほしい」「育ててもらったから晴れの舞台を見てほしい」「自分自身が社会人になるせっかくの日を見届けられなかったら、もったいないと感じる」「しっかりした仕事に初めて就くし、親ができるのは応援くらいしかないので、来ても良いと思う」「どんな会社に入るのか理解してもらいやすい」など、恩返しといった意味での意見が多く聞かれました。