どうぶつ
娘さんが残した10年分の愛が詰まった飼育本 愛猫との“切ないお別れ”に2万人が涙
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春は新しい出会いもあれば、寂しいお別れもある季節ですよね。今春から始まる大学生生活のため、引越しをした娘さんとねこちゃんたちの“切ないお別れ”がツイッター上で話題になっています。ねこちゃんがじっと見つめているのは、娘さんが残した“ねこの飼育本”。読み込まれた本には、ねこちゃんたちに愛情を注いだ10年分の軌跡が詰まっています。2.2万件もの“いいね”を集めた投稿について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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本がボロボロになるまで勉強 愛猫を抱きしめ涙
「娘の引越しが無事に終わりました。10年前サスケのために本がボロボロになるまでねこの飼い方を勉強した娘は、サスケをぎゅっとして、サクラをぎゅっとして、ハチミツ、とげまるの順にぎゅっとして、最後にまたサスケをいつまでもいつまでもぎゅっと抱きしめて泣きながら家を出ました」
今春から大学生となりひとり暮らしを始めるみふゆさんの娘さんと、4匹のねこちゃんたちとのお別れを報告する投稿が、2.2万件もの“いいね”を集める大反響を呼んでいます。“ねこの飼育本”を見つめているのは10歳の男の子「サスケ」くん。みふゆさん宅では、9歳の女の子「サクラ」ちゃん、6歳の女の子「ハチミツ」ちゃん、6歳の男の子「とげまる」くんも一緒に暮らしています。
“4きょうだい”の中でも一番、娘さんのことが大好きなサスケくんは、抱っこされたときの表情があからさまに違います。娘さんの腕の中で見せた“極上のうっとり顔”が話題になったことも。そんな相思相愛なサスケくんと娘さんですが、今春から別々に暮らすことになりました。
この日、準備を進めていると懐かしい“ねこの飼育本”が出てきたそう。それは10年前、サスケくんをお迎えしたときに買い求めたもの。ところどころに付箋が付けられ、繰り返し読まれたことがわかります。いざ、ねこちゃんたちと“お別れのハグ”をした娘さんの目からはあふれんばかりの涙が。
「泣いたのはねことお別れするときだけでした。引越しでバタバタしていたので、ねこたちもここのところ落ち着かずそわそわしていました」
残された本の前に座り込み、じっと見つめるサスケくんの切ない姿には、「寂しくなりますね サスケくん」「私もめっちゃ泣いている」「春ですね、そんな季節ですね 切ない、泣いちゃいました」など、たくさんのリプライ(返信)が寄せられました。さらに、「うちの大学生の娘も、ねこたちに会いたくて帰省しています」「私もさくらというねこと16年暮らしていました! 高校卒業とともに実家を出ましたが、ねこに会いに3か月に1度は実家に帰ってました」など、実体験をシェアする声も寄せられています。