カルチャー
子どもにも今時女子にも大人気 “科博”の監修役が語る「恐竜博2023」 なぜ“トゲトゲ”を主役に?
公開日: / 更新日:
おすすめは「ティラノサウルスの全身骨格」と「ズールの発掘現場のような展示」
ずばり! 「恐竜博2023」でおすすめの場所を真鍋先生に聞いてみました。それは、ティラノサウルスの全身骨格が2体並んでいる空間だといいます。
実はここ、絶好の記念撮影スポットになっているそうで、お子さんの記念撮影をするのも良し、自撮りしてSNSに投稿するのも良し。推定体重8.9トンの最重量個体「スコッティ」の全身復元骨格と、世界初公開となる「タイソン」の実物化石を含む全身骨格の2体が並ぶ姿は圧巻の眺めです。
さらに真鍋先生は「ライバル同士だったズールとゴルゴサウルスの実物の頭骨化石が展示されているのですが、顔を正面から見て、目を合わせてみてください」と教えてくれました。
「どちらの顔のほうが好きですか? どちらも7600万年後にたまたま出会った現代の私たちに、何かを語りかけたそうな表情をしていると感じませんか? 展示室の最後のゾーンにはドードーという鳥が展示されているのですが、あなただったら、ドードーの目を見つめながらどんな言葉をかけてあげますか?」
お子さん向けに、見てほしいポイントを2つ挙げていただきました。
○ズールを、まずは発掘現場のような展示室で、その全身の形を見てみてください。次にそれが発掘され、クリーニングされ、全身骨格に復元された姿を見てください。
○タイソンとスコッティの全身骨格を比べてみてください。ゴルゴサウルスとティラノサウルスの頭骨を比べてみてくさい。どこが違うかな? どこが似ているかな?
もうひとつの見どころは「新たな取り組み」の特設ショップ パネルや模型の展示も
博物館の楽しみは、展示物だけではありません。「恐竜博2023」の特設ショップ「まなべるショップDino Navi(ディノナビ)」も見どころのひとつ。グッズの担当者いわく「特別展示室を補完する内容の『展示』と、オリジナルグッズなどを販売する『ショップ』を融合させた、新たな取り組みです」とのこと。
「会場では、図鑑における恐竜の復元画の変化や、恐竜博士から見た『怪獣王・ゴジラ』と『恐竜』の違い、オリジナルグッズの科学監修の過程などをパネルや模型を通して紹介しており、各トピックに関連するグッズや会場限定のオリジナルグッズもずらりと並べています」
そのテーマは「恐竜とのつながり」だそうで、「恐竜を出発点に、研究に限らない多様な分野に触れることで『恐竜博2023』における学びや体験を深化させ、新たな恐竜の魅力を発見できるきっかけになること間違いなしです!」と担当者。
お子さんやお友達と、自分自身の学びを深めるために、国立科学博物館で開催中の「恐竜博2023」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
(Hint-Pot編集部)