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東大生のノート術 意識していた4つのこだわり 塾で教わったテクニックとは

公開日:  /  更新日:

著者:石川 遼

東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻の高橋俊哉さん【写真:石川遼】
東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻の高橋俊哉さん【写真:石川遼】

 日本の最高峰、東京大学に合格する人たちは、子どもの頃からどのようなノートを取っていたのでしょうか。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻の高橋俊哉さんは、私立武蔵高等学校中学校、武蔵高等学校を経て2019年に東京大学文科三類に合格。現在は、東京大学運動会ア式蹴球部(体育会サッカー部)のOBコーチとしてチームをサポートしています。少年時代からサッカーと勉強の両立をしてきたという高橋さんに、小学校や中学校時代の学習ノートを見ながら当時を振り返ってもらいました。

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先生が授業中に話したことをノートにメモする習慣

 中学受験を経験している高橋さん。小学3、4年生の頃は公文式教室に通い、5年生の頃から進学塾に通い始めたそうです。6年生になると塾は週5回に増え、週1回通っていたサッカークラブと並行しながらも、本格的な受験モードに切り替わりました。当時は学校の授業用と塾の授業用と、2種類のノートを作っていたそうです。

 その後、私立武蔵高等学校中学校に見事合格。テスト前には、ルーズリーフに要点をまとめるようになりました。高橋さんは「きれいなノートを作ることがモチベーションになっていた」といいます。そのノート作りには、高橋さんなりの“マイルール”がありました。

「ページのレイアウトは先生が板書したものをそのまま写していましたけど、それ以外にも先生が話していることを注意深く聞き、ササッとメモをするようにしていました。テスト前になると、重要ポイントと先生が話していた部分のメモを別のノートにきれいにまとめ直します。昔からノート作りは好きでしたね」