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東大生のノート術 意識していた4つのこだわり 塾で教わったテクニックとは
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塾で教わったテクニックで見返しやすい工夫を
改行や色使いにもこだわり、書き方に規則性を持たせておくことで、見返したときに頭の中を整理しやすくなります。ノートを作る際、高橋さんがとくに意識していたのは「メリハリをつけること」だったそうです。
「ノートをきれいに取ることに満足しないで、書き方に決まりを定めるのも大切だと感じていました。見出しをつける要領でテーマごとに行の頭を揃えたり、矢印の使い方などを考えたりするのも好きでした。一本線の矢印(→)と二重線の矢印(⇒)を使い分けたり、ポイントの優先度によって文字の色を変えたりしていました」
このように、学校の授業用ノートとは別でまとめのノートを作ることは、当時通っていた塾で教わったことだそうです。そして、これは苦手克服の面でも役に立つものだったといいます。高橋さんは算数や理科など理系科目への苦手意識を持っていたそうですが、「単元ごとに内容や解法をまとめていく」ことで効果的な学習につながりました。
小学校時代に身につけたノート作りの習慣は、その先の大学受験にもいかされました。大学受験時に通っていた塾では、先生が箇条書きのような形で板書することも多く、なかには板書を一切しないで授業を進める先生がいたそうです。そのような授業では「重要な部分を逃さないよう、必死にノートを取っていた」といいます。
高橋さんにとってノートを取るということは、単に板書や教科書の内容を書き写すことではありません。要点がどこにあるかを自分で考え、インプット→アウトプットの流れとしてノート作りを進めることが学力アップの秘訣だったようです。
高橋さんは「もちろんみんなに当てはまることではないですけど」と前置きしたうえで、「僕の周りでも、勉強ができる人はノートをきれいに取っている人が多かった印象があります」と話します。
受験勉強だけでなく、普段の苦手克服にも役立つ東大生・高橋さんのノート術。皆さんも真似してみてはいかがでしょうか。
1. 授業用ノートには先生が板書したことだけでなく、話のなかで重要だと感じたことをメモする
2. 重要ポイントを整理したまとめノートを作る
3. 改行や色使いに決まりを作り、メリハリをつける
4. 苦手科目は単元ごとに内容や解法をまとめる
(石川 遼)