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お参りの証 「御朱印めぐり」の始め方 寺社でいただくときの手順とは

公開日:  /  更新日:

著者:三須 亜希子

寺社での御朱印のいただき方

 それでは、実際に寺社に参拝した際、どのような手順で御朱印をいただくのでしょうか。

 御朱印とは、寺社に参拝し、その証として授けられるものですので、お参りを済ませたうえで「御朱印授与所」や「社務所」に伺い、いただくことが一般的です。ただし、大きめの寺社や人気の御朱印がある寺社などでは、御朱印をいただくまでの待ち時間を考慮して参拝前に御朱印帳を預かり、参拝後にお渡しする形式をすすめているところもあります。事前に各寺社情報を調べてから行くと安心です。

 御朱印をお願いする際はまず、あらかじめ御朱印帳の記載してもらいたいページを開いてお渡しし、御朱印代(初穂料)を支払います。初穂料は300~500円のところが多いですが、なかには「お気持ち」として金額を示さない寺社もあります。その際は、一般的な額(300~500円)をお渡しすると失礼にならないでしょう。

 また、筆耕側のことを配慮して、待ち時間は静かに待つようにします。

寺社ごとに特色が異なる御朱印のデザインも魅力 旅や出張の記録に

 お気に入りの御朱印帳を見つけたら、さっそく御朱印めぐりを始めましょう。新緑の美しいこの季節に、暮らしている町の寺社を訪れてみると、町の新たな魅力に出会うきっかけになるかもしれません。御朱印には受けた日付が記されており、記録にもなるので、個人的には旅行や出張先でいただくのがおすすめです。電車やバスなどの公共交通機関が主体となって、お得に御朱印めぐりを楽しめるイベントも各地で行われているので、探して参加してみるのも良いでしょう。

 また近年は、朱印と墨文字の一般的な御朱印のほかに、刺繍の入った御朱印や切り絵になっている御朱印、香り付きの御朱印など、趣向を凝らした御朱印も多くなっています。インターネットで事前に受けたい御朱印を探し、受けられる寺社を目指してお参りする御朱印めぐりも楽しそうです。

 ぜひ、自分らしい御朱印めぐりを楽しんでください。

(三須 亜希子)

三須 亜希子(みす・あきこ)

1975年、広島県生まれ、茨城県育ち。アナウンサーとしてNHKさいたま放送局に入局し、現在はフリーアナウンサーとして、サッカーの試合中継リポーターを中心に活動。これまで情報系、報道、科学など幅広いジャンルの番組に出演。その他、御朱印好きが講じて「かわいい御朱印めぐり~水の神さま・山の神さま・恋のかみさまにごあいさつ~」(山と渓谷社刊)などの執筆も手がけている。