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ゆで卵と生卵 栄養の違いはある? 卵黄の周囲が黒ずむ理由とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

半熟卵とも違う? 温泉卵とは

温泉卵(写真はイメージ)【写真:写真AC】
温泉卵(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 温泉卵は、卵黄がトロリとしている半熟卵とは異なり、卵白がやわらかく卵黄が固まっています。これは、卵黄と白身の凝固温度に違いがあるためです。卵黄は68度ほど、卵白は72度ほどで固まります。つまり、およそ70度の湯で加熱すれば卵黄のみが固まるということ。温泉卵は、この温度を利用して作られたものです。

 自宅で作りたい場合は、保温性の高い容器に、生卵とポットのお湯を入れてラップでフタをして待つこと15~20分。温泉卵ができますよ。

【参考】
調理師養成教育全書 食品と栄養の特性(全国調理師養成施設協会 2020年)

※14日21時20分に記事の一部を修正しました。訂正してお詫びします。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾