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漫画

社内のルールに違和感…7時間15分で仕事を辞めた漫画に2.6万人共感 「勇気ある決断」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

労働基準法は知識として身につけておくと理不尽な搾取の回避に

 同じような体験をしたという人からの声も多く届いた今回の作品。ZENZOさんに詳しいお話を伺いました。

Q. このエピソードはいつ頃体験したことですか? また、漫画に描こうと思った理由を教えてください。
「2022年の夏のことです。7時間15分で会社を辞めた経験がおもしろいと感じたこと、それにアパレル業界への問題提起になると考えて描きました」

Q. 「自社製品の購入を強制してはいけない」など、労働基準法に関する知識はどうやって身につけましたか?
「働きながら自力で調べるうちに詳しくなりました。労働基準法が働き手を守ることもあるので、知識として身につけておいたほうが理不尽な搾取に遭わずに済むと思います」

Q. 7時間15分分の給与はその後、支払われましたか?
「はい、しっかりいただきました! 辞めたあと、とくに面倒なこともありませんでした」

Q. はっきりと断るのは勇気がいると思いますが、アドバイスをお願いします。
「違和感があったときは、自分を守るつもりで断りましょう! 納得できないまま働き続けても、いつか我慢できなくなるときが来ます」

Q. 読者の感想を読んで気づいたことは?
「クリーニング代が給料から天引きされていたり、売れ残った商品をノルマ達成のために買わされたりといったコメントが多く寄せられていました。納得できないのに、解雇が怖くて言われるままになっている人がたくさんいるんだなという印象です」

Q. 新社会人に向けて、メッセージをお願いします。
「契約書をよく読みましょう! あと、何かミスをしても『まあ7時間15分で会社を辞めた人もいるしな』と思ってください。気にすることないです」

 アパレル業界に広がる、自社製品を自腹で購入するルール。会社の福利厚生として、自社製品を社員割引価格で購入することは問題ありませんが、上司が従業員にそれを強制することは違法になる場合もあります。会社から理不尽なルールを突き付けられたときは、自分の考えをしっかり伝えることが大切ですね。

(Hint-Pot編集部)