漫画
夫の反応に「やってられん」 食器用スポンジをめぐる実体験漫画に反響 「激しく共感」
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「一方的に我慢するのではなく、お互いの価値観をすり合わせていけたら」
作者の加藤さんに、この漫画について詳しいお話を伺いました。
Q. 今回のエピソードを漫画に描いた理由は?
「このエピソードは、怒りと悲しさをぶつけるように、このやりとりが起きた次の日に描きました。描いてみると、私が想像していたよりも反応があったので驚いています。衛生面の感覚が合わないことやスポンジを入れ間違ったことよりも、その後の『だから?』みたいな答え方が悲しかったですね。私がイライラしていたように、彼もイライラしていたんだとは思いますが……」
Q. その後、スポンジの入れ違い予防のため工夫していることは?
「このあと、すぐに色と形の違うスポンジを買ってきました。1日で使い捨てできるタイプの30個入りのスポンジもあるらしいので、次はそれに替えたいと思っています。食器洗い後、そのままシンクを洗ってスポンジを捨てれば、間違えようがないので……。コメントで、スポンジの端を切る、半分に切る、マジックで『シンク』と書く、シンク用はブラシにするなどの防止策を教えていただいたので、参考にしたいと思います」
Q. その後、配偶者さんに変化はありましたか?
「ない……ですね(笑)。いつも通りです(笑)」
Q. 心に残った読者の感想は?
「たくさんの方に共感いただき、さまざまな対応策を教えてくださってありがたかったです。なかには『食器洗いしてくれるだけいいのだから、文句を言うな』という厳しいご意見もあったのですが、そのコメントには『この感覚の問題は「やってくれるからいい」では済まない』と反論してくださる方がたくさんいました。家事を分担できていても片方がストレスを感じているのなら、分担する意味がないので……。
私もこだわりが強いのを自覚しているので、ここは求めすぎだなというところは自分でするようにしています。でも、今回のように夫が進んでしてくれる家事において、工夫しだいでお互いがストレスなくいられるのであれば、どちらかが一方的に我慢するのではなく、お互いの価値観をすり合わせていけたらいいなと思っています」
他人だった者同士が夫婦になり、生活をともにするようになると、これまでの生活スタイルや価値観の違いなど不具合が生じるものです。だからこそ、お互いを尊重して話し合い、工夫し合うことでより良い関係が築けるのかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)