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タワマン低層階住人を見下すママ友 娘の友人関係を優先した母の決断とは

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:姉帯 裕樹

高層階の住人が「上」との見解は誤解 低層階にメリットも

 何かと話題に上がる、高層階に住む人からの低層階住人へのマウンティング。タワマンの低層階に住むということに、デメリットはあるのでしょうか? 中目黒「コレカライフ不動産」の姉帯さんは、次のように解説します。

「『低層階だから悪い』といった見解はただの勘違いで、それぞれに良さがあります。低層階であっても、周囲に高い建物が少なければ十分に眺望を楽しめます。また、タワマンの多くは庭園造りに力を入れているので、1~3階の低層階ならそうした庭園を借景として楽しむことができるんです」

 また、姉帯さんによると、「高層階に住んでいる人のほうがお金持ち」という見方も誤りなのだそう。同じタワマン内で部屋の広さが同程度であれば、価格がそこまで大きく変わることはないといいます。

「また、低層階のメリットには、災害時の避難にかかる時間が短くて済むということがあるでしょう。もしも停電でエレベーターが止まってしまっても、高層階よりは階段を使って外に出やすいと思います。さらに地震のときは、低層階は高層階よりも揺れが小さいので、家具や家電の転倒のリスクが少なくなることも。不動産関係者や建築に詳しい方のなかには、あえて低層階を選ぶ方もいるんですよ」

(和栗 恵)

姉帯 裕樹(あねたい・ひろき)

「株式会社ジュネクス」代表取締役。宅地建物取引士の資格を持ち、不動産取り扱い経験は20年以上を数える。独立した現在は目黒区中目黒で不動産の賃貸、売買、管理を扱う「コレカライフ不動産」として営業中。趣味はおいしいラーメンの食べ歩き。