熱中症が起こりやすい季節になってきました。これから訪れる本格的な暑さに向けて、水分をはじめ、ビタミンやミネラルの豊富な野菜をたくさん食べ、バテない体作りをしておきたいもの。暑くなると食欲が落ちがちですが、浅漬けならしんなりするので、生と比べて野菜が食べやすくなり、汗で失われやすい水分や塩分も補給できて一石二鳥です。エバラ食品工業株式会社のマーケティング部で管理栄養士の資格を持つ菊岡裕子さんに、浅漬けの素を使った3品のアレンジレシピを教えていただきました。

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インパクト大！　おもてなし料理にも使える一品

　夏バテに有効な栄養素がたっぷり含まれているといわれるタマネギ。食欲を増進する香りがあるほか、血液サラサラ効果も期待できるので、健康のためには積極的に摂取したいですよね。

　漬け物のイメージがあまりないタマネギですが、実は浅漬けにしてもおいしく、手軽に食べられます。タマネギの栄養は水に溶けやすいため、電子レンジを使うことで流出を抑えることも。

　食卓に並べるときは、食べやすいサイズに切るといいでしょう。タマネギの甘みと、浅漬けの素が持つ旨味の相乗効果で、30分漬けただけとは思えないごちそう感が味わえます。

○タマネギの丸ごと漬け

【材料】（2個分）
タマネギ　2個
市販の浅漬けの素（液体タイプ）　適量（200ml程度）

【作り方】
1. タマネギは皮をむいて、上下を切り落とす
2. 耐熱容器にタマネギをのせ、ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで約5分加熱する
3. 2を食品用ポリエチレン袋に入れ、浅漬けの素を注ぐ。空気を抜いて軽く揉んでから、冷蔵庫で約30分漬ける
4. 汁気を切って皿に盛る