「『感謝』や『思いやり』の大切さを少しでも感じてもらえたら」

　父親にも起こり得る育児ノイローゼをリアルに描いた今回の作品。作者のオニハハ。さんに詳しいお話を伺いました。

Q. 今回の漫画を描いた理由は？
「共働きが増え、男性も家事育児をする機会が増えてきたなかで、男性側のつらさもあるのではと思い描きました」

Q. 今回の漫画で読者に一番伝えたいことは？
「本当に今はみんな忙しくて生活も厳しくて、気持ちもギリギリで余裕がありません。そんな社会になり、『やって当たり前』という言葉をよく聞くので、『感謝』や『思いやり』の大切さを少しでも感じてもらえたらなと思います」

Q. オニハハ。さんが育児で大変さを感じたことについて教えてください。
「3人目の出産後、仕事復帰してからが大変でした。上の子が小学生になり、宿題を見ることに時間をすごく取られ、家事育児がいっぱいいっぱいになりました」

Q. 読者からの声で印象に残ったものがあれば教えてください。
「女性からは『夫への接し方を気をつけたい』という言葉が、男性からは『同じようなつらさを感じた』という意見が多かったです。また、『家事育児と仕事を分担した夫婦関係のほうがうまくいくのでは』との声を聞いて、そうかもしれないなと思いました。ただ、共働きしたい人より“しなくちゃ生活できない人”が多いのかなと思います」

（Hint-Pot編集部）