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幼少期からマネーリテラシーを学ばせる米国 学校での体験学習はどのようなもの?

公開日:  /  更新日:

著者:小田島 勢子

未来を想像してうれしくなる米国の教育

お金の使い方を学ぶ子どもたち【写真:小田島勢子】
お金の使い方を学ぶ子どもたち【写真:小田島勢子】

 売る側、買う側に関係なく、楽しくふれあう様子も見られました。お金を計算できない5歳の子に上級生のみんなが優しく教える姿や、友達と同じものを購入しておそろいの髪飾りをつける子。こういった風景を見て、普段私たち大人が日常的にしているなにげない買い物も、人と人の心をつなげる場でもあるのだと改めて感じました。

 そして、商品はどんなものも人の手を介して生まれ、それを人が選び受け取っていることを実際に体験することで、ものづくりや販売することの大変さに触れ、これまでとは違った感謝と価値観を見出す子どもたちもいたのではないかと思います。

 体験型の社会勉強の場が小さな頃から身近なほど、自分が社会にどう関わっていくかを見つめる機会も多くなります。こうした経験を通して、経済だけでなく地球環境や資源などにも関心を持ち、自分たちが行動することで社会的にも影響を与えることができるのだと感じられるでしょう。ただ見守るだけではない、参加型の社会活動をしていく子どもたちが増えていくのではないかと勝手に想像をしながら、とてもうれしくなりました。

(小田島 勢子)

小田島 勢子(おだしま・せいこ)

ナチュラリスト。結婚を機に2004年に南カリフォルニア州へ移住し、3人の女の子を米国で出産。ロサンゼルスの片田舎でバックヤードに鶏たちと豚のスイ、犬のトウフとともに自然に囲まれた生活を送る。母になったことをきっかけに食や環境の大切さを改めて感じ、できることからコツコツと、手作り調味料や発酵食品、スーパーフードやリビングフードを取り入れた食生活をメインに、食べるものは「できるだけ子どもと一緒に作る」「残さない」がモットー。2015年に「RUSTIC」を設立。日本で取得した調理師の知識や経験を生かして食のアドバイザー、ライフスタイルのコーディネーターとして活動。日米プロスポーツ選手やアクション映画俳優の身体作りのアドバイザー、みそ、お酢、漬け物など発酵食品作りの講師、創作料理のケータリングなど幅広い分野で活躍。
https://rusticfarmla.com/