仕事・人生
登録者数の97%は日本人 人気フランス人YouTuberが伝える日本の魅力と夢
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子どもたちの「なりたい職業ランキング」で、この数年は上位に食い込んでいる「YouTuber」。来日して7年のオレリアン・プダさんは、チャンネル登録者数30万人以上の「Bebechanチャンネル」で動画を発信する人気YouTuberです。母国語のフランス語と勉強中の日本語で、「日本のフランス人」として独自の視点から日本での日常を紹介する異色のチャンネル。スタートしたきっかけなどを伺いました。
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ハロプロの楽曲制作が日本行きのきっかけに
フランスでは音楽の仕事をしていたというオレリアンさんは、幼少期にアニメやゲームに親しんだこともあり、もともと日本への関心が高かったそうです。15歳のクリスマスプレゼントには日本文化の書籍をお願いしたほど。高校生のときにバンドを始めた際、日本のビジュアル系バンド「DIR EN GREY」「the GazettE」などにも興味を持ち始めました。
高校卒業後、すでにYouTubeで音楽などを発信していたオレリアンさんですが、そのYouTubeが日本との縁を取り持つことになりました。なんと「ハロー!プロジェクト」から楽曲制作の依頼が舞い込んだのです。話はとんとん拍子に進み、つんく♂さんとの共作でアイドルグループ・℃-uteのシングル「The Middle Management~女性中間管理職」をリリース。オリコン1位を獲得するヒット曲を生み出しました。
「日本には旅行で1度だけ行ったことがあったけど、そのときの滞在が素晴らしかったから、今がチャンスだと思ったんです」
当時はまだフランス・ニースに住んでいたオレリアンさんは、この成功を機に、幼少期から憧れていた日本行きを決意。2016年、27歳のことでした。