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在米日本人が米国で味わう日本の食品 販売価格はどれくらい違う? 比較してみた
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飲料系は種類によってあまり差がない場合も
「カルピス」は、米国では「カルピコ」と名前を変えて販売されています。実は「カルピス」という響きが、英語では「牛の尿」と聞こえることが理由なのだそう(苦笑)。価格は、日本のライフネットスーパーだと300円ですが、米国では8.49ドル(約1172円)でした。米国には炭酸飲料やフルーツジュースは数多くありますが、乳酸菌飲料といったジャンルは一般的ではないため人気があります。
「CAFE LATORY」シリーズは各種類、ほぼ同価格で販売されています。AGFの「Blendy CAFE LATORY 芳醇ピーチティー」が、日本のライフネットスーパーだと5本入りで537円、米国では4.99ドル(約689円/7本入り)。水やお湯でさっと溶かす個包装の飲み物は、米国ではあまり見かけないのでとても便利です。
インスタントラーメンは日本の2倍ほどの値段に
カップ型のインスタントラーメンは米国のメーカーも製造されており、日清食品の「カップヌードル」よりも安く購入することができます。しかし、日本の味付けとは異なり、在米日本人の口には合わないという話をよく聞きます。そのため、つい日本食スーパーで手に取ってしまう商品のひとつです。
「カップヌードル(カレー味)」は、日本のライフネットスーパーで192円(税込/87グラム)で購入できます。一方、米国では内容量が少し減って2.99ドル(約413円/80グラム)と、約2倍の価格でした。
どの商品も日本の約2~3倍の販売価格ですが、やはり慣れ親しんだ味には大きな安心感があります。日本での価格を思い出すと米国で購入するのは高いように感じますが、米国は全体的な物価が高いためか、そこまで大きな抵抗なく手に取ることができています。
旅行や移住、転勤など渡米される際には、日本食スーパーの有無や距離をチェックしておくと、荷造りもしやすいかもしれませんね。
(荒木 優里)
荒木 優里(あらき・ゆり)
米ニューヨーク州在住のフリーアナウンサー。慶應義塾大学を卒業後、KSB瀬戸内海放送、テレビ埼玉で局アナとして勤務し、報道番組のキャスターや情報番組の中継リポーターなどを担当。2022年夏に渡米し、現在は初めて体験する海外生活での奮闘ぶりを日々発信中。