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電気代の高騰 夏にエアコンの使用を控えたい人も 快適に過ごすための節電6か条とは
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風量や風向などエアコンの設定もうまく活用
4. 空気のかくはんで温度ムラを抑える
扇風機やサーキュレーターを並行使用すると良いと聞いたことがある人は多いでしょう。暖かい空気は上昇する性質があるため、天井付近にたまりやすくなっています。するとエアコンが設定温度に達していないと判断し、人がいる床付近は設定温度になっていても、必要以上に運転してしまうことが。エアコンへの負荷と消費電力を下げるためにも、扇風機やサーキュレーターなどを使って室内の温度ムラを抑えると良いでしょう。また、エアコンの風向を水平にするなど、下にばかりに冷風がいかないようにする工夫も大切です。
5. 風量は「自動」を選択
エアコンの風量は複数あり、どれを選べば良いのか悩みますよね。そんなときはエアコンが最適な風量に調整してくれる「自動」が良いようです。設定温度を上げると節電になるイメージもあり、風量を弱めれば同様に効果が得られると考えがちですが実は逆。風量が弱すぎると、室内が設定温度に到達するまでに時間がかかり、その分、無駄な電力消費が発生する場合があります。
6. 短時間の外出はエアコンをつけっぱなしに
節電のため、こまめに電気を消したり、コンセントを抜いたりしている人もいるでしょう。しかし、エアコンの場合は、運転開始直後などは設定温度到達まで多くの電力を消費します。そのため、30分程度であれば、つけっぱなしのほうが電気代が抑えられるそう。また、コンセントを抜き挿ししたあと、すぐにエアコンを稼働させるのは故障の原因になることも。使用が頻繁な夏は注意が必要です。
経済産業省資源エネルギー庁は、2023年9月使用分(10月検針分)まで、エネルギー価格の負担軽減策を実施しています。節電を心がけることは大切ですが、エアコンの使用を無理に控えることは避け、6つの工夫で快適に節約をしましょう。
(Hint-Pot編集部)