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柴犬17歳の誕生日報告に祝福が殺到 年齢と上手につきあうまったりライフに注目

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

17歳のお誕生日をお祝いしてもらうはなちゃん【写真提供:そらわん(@sorawon19)さん】
17歳のお誕生日をお祝いしてもらうはなちゃん【写真提供:そらわん(@sorawon19)さん】

 愛犬にはいつまでも元気で長生きしてほしいもの。毎年迎えるお誕生日で、長寿を願って盛大にお祝いをする飼い主さんも多いでしょう。ツイッターでは、先日17歳のお誕生日を迎えた柴犬が話題に。お祝いの三角帽子をかぶって座る姿を収めた記念写真に、祝福コメントが殺到しています。長生きの秘訣など、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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先住犬から優しく迎えられたはなちゃん

 17歳のお誕生日を迎えたのは、柴犬の女の子「はな」ちゃんです。同じく柴犬の男の子で1歳2か月の「なぎ」くん、そして飼い主さんご家族と一緒に暮らしています。素敵なお名前は、飼い主さんご夫婦が2人目のお子さんに恵まれたときに付けようと考えていたものだそうです。

「はなをお迎えした当時、私たちには長女がいましたが、なかなか2人目に恵まれませんでした。お迎えしたはなが女の子だったので、次女が生まれたら付けようと思っていた『はな』という名前を授けました。余談ですが、はなを迎えた2年後に次女が生まれました」

 飼い主さんがはなちゃんと出会ったのは、当時小学1年生だった娘さんから「妹や弟がいないから、子いぬが欲しい!」と言われたことがきっかけ。娘さんに先住犬の「そら」ちゃんのお世話もちゃんとすることを約束させ、はなちゃんをお迎えすることになりました。

「はなと出会ってから、柴犬好きになりました。ふわふわのシッポを全力でフリフリしながら、耳を倒して喜ぶ姿はとてもかわいらしいです。『おいで~』と呼ぶと寄ってきますが、スルーして通り過ぎるツンデレなところもかわいいです」

 先住犬だったそらちゃんはとても優しく穏やかな性格で、はなちゃんをお迎えしたときもすんなり受け入れてくれたそう。また、“妹”ができたことで、そらちゃんに良い変化も生まれました。

「そらは皮膚病を患っていて、かゆみと抜け毛のため通院していました。ところが、はなを迎えるとなぜか皮膚病が治り、毛も生えて元通りになりました。『若い子に負けていられない!』と感じたのでしょうか。自分のごはんをはなに食べられたり、寝床を取られたりしても怒ることはなかったですね」

 一方、はなちゃんは「私が一番よ!」といわんばかりの“女王様キャラ”。そらちゃんが少しでも自分の前を歩くと“ケツアタック”をすることもあったそう。ところが、そらちゃんが歳を重ねると、はなちゃんの様子にも変化が見られるようになりました。

「高齢になって歩くペースが遅くなったそらを、はなは気にして立ち止まり待っていました。けんかは多かったですが、お互いの存在が大きかったのかもしれません」

そらちゃんが虹の橋へ 娘さんが引き寄せたなぎくんとの出会い

 はなちゃんを迎えてから8年が経った2014年8月、そらちゃんは15歳11か月で虹の橋へ。その後、娘さんが就職をきっかけにひとり暮らしを始め、にぎやかだった日々が少しずつ静かになっていきました。しかし昨年、家族にとってうれしい知らせが届いたそう。

「長女から、結婚と同時に子いぬを迎えるとの報告を受けました。柴犬好きの知り合いから譲渡された双子の子いぬで、娘は女の子を迎えることになりましたが、男の子の飼い主が見つからないことから『飼わないか?』とお話がありました。そうしてお迎えした子いぬがなぎです」

子いぬのなぎくんと初めて対面したはなちゃん【写真提供:そらわん(@sorawon19)さん】
子いぬのなぎくんと初めて対面したはなちゃん【写真提供:そらわん(@sorawon19)さん】

 飼い主さんは、なぎくんをお迎えすることではなちゃんにストレスがかからないか心配だったそう。高齢のはなちゃんと元気いっぱいのなぎくんのお世話に明け暮れる生活はとても大変でしたが、飼い主さんは2匹に愛情を注ぎ続けました。

「なぎは知らないおうちに来て、体が大きいはなのことを怖がっていました。はなは『何かいるな~』という反応でそれほど気にしていませんでした。なぎが成長して、体が大きくなると『遊ぼうよ』とちょっかいをかけたり、はなのおむつを脱がせるいたずらをすることもありました。はなにとって、なぎはちょっとうっとうしいと感じる存在かもしれませんが、仲が悪いわけではないと思います」