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どうぶつ

“いぬ吸い”する社長に共感殺到 21匹の“社員犬”が勤務するペットフレンドリーな会社に注目集まる

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

さまざまな仕事をこなす“バリキャリ”なわんちゃんたち

試作品のチェックをする“社員犬”たち【写真提供:株式会社バイオフィリア】
試作品のチェックをする“社員犬”たち【写真提供:株式会社バイオフィリア】

“社員犬”たちは、岩橋さんの心を安定させているだけでなく、お仕事の面でも活躍しています。大切なお仕事のひとつは、商品開発のお手伝い! 手作りフードを試食し、好みの食材や食べやすい大きさなどをチェックしています。

「試作が始まると『出番はまだか』とテーブルの周りに“おすわり”をしてスタンバイしています。みんなかなり真剣で、2~3時間は働いているかもしれません。“商品開発社員犬部長”の『シロ』ちゃんはすごく賢い子で、試作中はスタッフの様子をずっと見守っています。つまみ食いもしないで、本当に見守っている感じです(笑)」

 また、チラシやSNSに投稿する画像のモデルとして、宣伝活動にも励んでいます。インスタライブでは「“社員犬”のもぐもぐコーナー」に出演。飼い主さんと一緒に会議へ参加することもあります。

 そんな仕事熱心なわんちゃんたちが心地良く過ごせるように、社員一丸となって、それぞれの性格に合わせた環境作りに取り組んでいるそうです。

「たとえば、コーギーの『オリ』ちゃんはママが外出するとドアの前で待ち続けるので『オリちゃんがいます』と貼り紙をして、出入りをするときは注意するようにしています。えだまめは、初対面の人にガウガウしてしまうため『あいさつなので気にしないでください』とお伝えしています。“社員犬”との距離の取り方を説明するのは“暗黙のルール”です」

会社設立のきっかけは愛犬たち 動物も人間も幸福になる環境を実現したい

 岩橋さんがこうして動物たちと近い距離で働ける会社を設立したのには、サラリーマン時代の経験があります。昔から愛犬家である岩橋さんは、出勤時に寂しい表情で見送る2匹の愛犬を目にして、後ろ髪を引かれる思いをしたことが何度もありました。

 そこで、起業をした際に「動物と一緒に出社できるペットフレンドリーな会社にしよう」と考えたのです。そして「動物の幸せから人の幸せを考える」という企業理念のもと、同社にはユニークな福利厚生がさまざまあります。

 人間はもちろん動物にも対応する忌引、ペット扶養手当や動物ボランティア休暇など、社員とペットが一緒に幸せになることができる就業環境を整えています。動物たちを愛してやまない社長の姿勢は、話題になった写真だけでなく、こうした制度からも伝わってきますね。

「“社員犬”たちはココグルメのコアコンピタンス(編集部注:他社に真似できない核となる強み)として位置付けられるかと思います」

 社員に癒やしや活力を与えながら、しっかりと仕事をこなす頼もしい“社員犬”たち。これからも全国のわんちゃんにおいしいごはんを届けるため、元気に頑張ってほしいですね!

(Hint-Pot編集部)