Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

ライフスタイル

網戸の掃除は暑い日にするほうが良い理由 きれいに仕上げるポイントとは

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:伊藤 まき

暑い夏が網戸掃除に向いている理由とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
暑い夏が網戸掃除に向いている理由とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 年々暑さを増す日本の夏。7~8月には猛暑日になることも少なくありません。「網戸掃除においては、この『暑さ』が有利に働くんです」と語るのは、お掃除の資格「クリンネスト2級」を持つ整理収納アドバイザーの伊藤まきさん。台風など大雨が続く夏が来る前に、暑さを利用してやっておきたい網戸掃除について教えていただきました。

 ◇ ◇ ◇

暑い日の掃除は油汚れを落とすのに最適

 気温が高い夏は、家周りの掃除に最適な季節と言えます。その理由のひとつが、排気ガスなどの油汚れを落としやすいということ。壁やベランダ、窓など、この機会に大掃除をしてしまいましょう。油汚れが気になる場所の代表格、換気扇周りの掃除もおすすめです。

 今回は、夏に大活躍する網戸の掃除方法について。網戸には、排気ガスや鳥の羽、虫の死骸、花粉、ペットの被毛など、思わぬ汚れがこびりついています。これを放置してしまうと目詰まりを起こし、換気が上手に行えなくなってしまうので要注意。大雨が降り、さらに目詰まりが起こってしまう前に、きれいにしましょう。

 サッシや外壁の建材を傷めないよう、洗剤は重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸を使用してください。暑い日は水温も高くなるので、わざわざお湯を使う必要がなく、手に優しい環境で掃除ができるのもうれしいところです。

【必要な道具】
・掃除用のブラシ(毛が細く、密集しているもの)
・スポンジ
・水拭き用の雑巾
・バケツ

【掃除方法】
1. 網戸全体にブラシをかけ、ホコリを落とす
 網戸ははずさないでOK。このとき、室内側の窓は必ず閉めておきましょう。口周りを覆うマスクも着用してください。

2. 水を含ませたスポンジで、網戸を下から上へ優しく拭く
 油汚れがこびりついているようであれば、先ほどお伝えした重曹やセスキ炭酸ソーダなどを使って汚れを落としましょう。上から下に拭くと、水や洗剤が垂れて汚れるのを防ぎます。

3. 仕上げに、水に濡らし軽く絞った雑巾で、浮いた汚れをすくい上げるようにして全体を拭き取る
 この仕上げ拭きは、網戸の内側からも行うとよりきれいになります。

 上記の方法なら水を多く使わないので、ベランダが防水加工になっていない場所でも安心して行えますよ。

(和栗 恵)

伊藤 まき(いとう・まき)

整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級。ホテル清掃員や国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出などで経験を積み、出版社に入社したのち独立。掃除しながら片づける「整理収納のプロフェッショナル」として各種ウェブメディアで記事を手がけ、掃除本の編集ライターとしても活躍中。
インスタグラム:maki_organize