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からだ・美容

マスク生活で気になる顔のたるみやシワに フェイスラインを整える簡単エクササイズ

公開日:  /  更新日:

著者:滝沢 ななえ

元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】
元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】

 約3年間続いたコロナ禍でのマスク生活。久々に友人と会ったり、遊びに行ったりする機会も増えたと同時に、3年という長い月日で進行してしまった顔のたるみやシワ、気になりませんか? 今回は、顔色やハリを取り戻すフェイスエクササイズを、都内で女性パーソナルジムを経営する滝沢ななえトレーナーに教えていただきました。

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マスクなしの日常へ 日々のケアで自信を!

 長く続いたマスク生活にすっかり慣れてしまい、「逆にマスクなしだと落ち着かない」「マスクをはずした顔に自信がない」という声が、私の周囲やお客様から聞かれます。

 みなさんがとくに気にしているのが「顔のたるみ」。3年にわたるマスク生活によって、顔のたるみやほうれい線が急に目立つようになったと多くの方が感じているようです。

 それはあながち、気のせいではありません。顔の筋肉も体の筋肉と一緒で、動かさない、使わないと衰えていきます。人と話す機会が減ったり、マスクで隠れていることで顔に緊張感がなくなったり、顔周りの筋肉が怠けてしまったこともたるみやシワを加速させた要因かもしれません。

 とくにアゴの内側にある咀嚼筋(噛み締めるときに働く筋肉)は、使われないことでゆるんだり硬く縮まったりしている人が多く、これがたるみやシワを引き起こします。

 また、マスク着用のため深い呼吸(腹式呼吸)が難しく、口呼吸が習慣になってしまったことも要因。口呼吸は口をパカッと開けたまま呼吸します。すると、アゴから首につながる筋肉がギュッと縮んで硬くなり、フェイスラインは下へ下へと引っ張られてたるんでしまうのです。

 顔周りの若返りには、ゆるんだり縮んで硬くなったりした筋肉の血流を良くすることが非常に効果的。血のめぐりが良くなれば筋肉は弾力を取り戻し、自然とリフトアップするのです。