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からだ・美容

マスク生活で気になる顔のたるみやシワに フェイスラインを整える簡単エクササイズ

公開日:  /  更新日:

著者:滝沢 ななえ

顔周りをすっきりさせるエクササイズ3種

 今回は3種類のフェイスエクササイズを紹介します。

 まずは、噛み締めるときに使われるアゴの咀嚼筋のマッサージ。ポイントは「痛気持ちいい」強さで圧をかけること。筋肉の深層までしっかり刺激して、筋肉の弾力を復活させます。

親指をアゴ奥骨の内側に入れる(画像はスクリーンショット)
親指をアゴ奥骨の内側に入れる(画像はスクリーンショット)

【咀嚼筋をゆるめるマッサージ】
1. フェイスライン(下アゴの骨)の端にあるエラのくぼみに、左右とも親指を差し込む。痛気持ち良く感じる程度の力で20秒間、親指を揺らしながらさする
2. フェイスラインに沿って指1本分、アゴ側に親指をずらしながらあと2回、1と同様にマッサージを行う

 次はアゴから鎖骨にかけて付いている、首の前側にある筋肉をストレッチ。この筋肉は、猫背で頭が前に出ている人はとくに縮みやすいので、しっかり伸ばして血流をアップしましょう。

鎖骨を下に押さえながら首を伸ばす(画像はスクリーンショット)
鎖骨を下に押さえながら首を伸ばす(画像はスクリーンショット)

【首の前側の筋肉をほぐすストレッチ】
1. まずは、フェイスラインのくぼみに親指を当てて軽く押す。エラからアゴの中心に向かって、少しずつ親指をずらしていく。これを3回繰り返す
2. 片方の手のひらを反対側の鎖骨のあたりに当て、手のひらで下方向に引っ張る。皮膚を引っ張る感覚で押さえるのがコツ
3. 手はそのままで、顔を押さえた鎖骨側と反対側へ向かって横に向け、そのままアゴを上へ。首の前側の筋肉の伸びを感じながら、20~30秒キープ。このとき、口が開かないよう軽く奥歯を噛む。逆側も同様に行う

 最後は顔のなかでもっともよく動く関節、アゴのエクササイズ。口を開けたり閉じたりを繰り返すことで筋肉を積極的に動かし、血流をさらに促します。アゴに痛みがある場合は無理に口を大きく開かず、できる範囲で行いましょう。

口を大きく開け、下アゴを出しながら口を閉じる(画像はスクリーンショット)
口を大きく開け、下アゴを出しながら口を閉じる(画像はスクリーンショット)

【アゴ&首周りのエクササイズ】
1. 顔を少し上に向けて、口を縦に開ける
2. 下アゴを前に出しながら口を閉じる。開けたり閉じたりを10回×3セット行う

 筋肉が弾力を取り戻せば、血流が良くなることでむくみが解消され、フェイスラインもシュッとします。顔色も明るくなり、マスクなしの顔に自信が持てるはず。いずれも少しの隙間時間にできるので、一日のなかでこまめに続けてみてくださいね。

(滝沢 ななえ)

滝沢 ななえ(たきざわ・ななえ)

1987年9月22日、東京・三鷹市生まれ。母親の影響で小学校2年生からバレーボールを始め、強豪の八王子実践中学・高校に進学。リベロとして「春高バレー」で活躍し、2006年の卒業後は「パイオニアレッドウィングス」に入団。“美しすぎるバレーボール選手”と注目された。2009年、チャレンジリーグの「上尾メディックス」に移籍。2013年に引退し、現在は都内で女性専用パーソナルジムのトレーナーを務める。