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どうぶつ

垂れ目の豆柴 飼い主を心配する健気な姿に6.2万人ほっこり 「全パーツ愛せる」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

心配そうな表情を浮かべているこじろうくん【写真提供:T.Katsumi(@ChinaObachan517)さん】
心配そうな表情を浮かべているこじろうくん【写真提供:T.Katsumi(@ChinaObachan517)さん】

 体調が悪いときやつらいことがあったとき、愛犬がそばで寄り添ってくれたという経験をしたことがある飼い主さんもいるでしょう。ツイッターでは、人間ドックを終えて帰宅した飼い主さんを心配そうに見守るわんちゃんが話題になっています。潤んだ瞳と垂れたおめめでじっとカメラを見つめるわんちゃんに、ほっこりする人が続出。6.2万件もの“いいね”を集めた写真について、飼い主のT.Katsumi(@ChinaObachan517)さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

飼い主さんのいつもと違う様子を素早く察知したこじろうくん

 豆柴の「さとうこじろう」くんは、もうすぐ8歳のお誕生日を迎える男の子。そんなこじろうくんの日常を発信する飼い主さんのツイッターアカウントは、フォロワー数3.6万人超えの人気アカウントです。

 こじろうくんのチャームポイントは、なんといっても優しげな垂れ目と2.5頭身のかわいらしい体型。これまでも、“体は子いぬだけれど顔は成犬”というアンバランスさが話題になりました。

 この日、飼い主さんは年に一度の人間ドックで胃のバリウム検査を受けたそう。検査後、バリウムを早く体外に排出するため病院の指示に従って下剤を服用したところ、腹痛が起こってしまいました。

 飼い主さんの異変を察知したこじろうくんは、遠巻きに飼い主さんの様子をうかがっていました。うるうると潤んだ瞳と持ち前の垂れ目も相まって、その表情は今にも泣き出しそう。飼い主さんのことが心配でたまらなかったのかもしれませんね。

「一定の距離を保ちながら、いろいろな角度から私のことを見ていました。ほぼ無言でしたが、ときどき『ぼー』と鼻を鳴らしていました。たぶん、こじろうなりに『大丈夫?』と呼びかけていたのだと思います」

 このときの様子を撮影して、ツイッターで写真を公開。すると、6.2万件もの“いいね”が集まりました。

 リプライ(返信)には「たまらぬかわいさに萌え萌えMAXです!」「目の垂れ下がり角度が完璧すぎます」「全パーツ愛せる」「めちゃくちゃかわいいです! このおかおのスタンプが欲しい」「おめめが優しすぎる」「母さんだいじょぶぅ? って顔に書いてある。優しいドッグや」など、健気なこじろうくんの姿に夢中になる声が寄せられています。

大好きなとうさんとの悲しいお別れ その後の変化とは?

飼い主さんを少し遠目に見るこじろうくん【写真提供:T.Katsumi(@ChinaObachan517)さん】
飼い主さんを少し遠目に見るこじろうくん【写真提供:T.Katsumi(@ChinaObachan517)さん】

 ほかにも、飼い主さんの体調を心配する声も寄せられていましたが、こじろうくんの愛ある行動が功を奏して腹痛は治まったそうです。

「こじろうはいつも私より遅く起きるのですが、バリウムを飲んだ翌朝は先に起きて枕元にいてくれて、こじろうの鼻音で目が覚めました。私が大丈夫だとわかると、いつも通り朝ごはんの催促をしていました(笑)」

 飼い主さんの体調を気遣い、寄り添いながら見守るような行動をしたこじろうくん。この優しさは、過去のつらい出来事が関係しているようです。

「こじろうが大好きだったとうさん(飼い主さんの配偶者さん)が、持病の悪化で一昨年の冬に急逝しました。自営業で四六時中一緒にいたため、“ビッグボス”を失ったダメージはかなり大きかったようです。その後、いぬの託児所のスタッフのみなさんがサポートしてくださったこともあり、元通りとはいえませんがずいぶんと落ち着きを取り戻しました」

 現在に至るまで、こじろうくんと飼い主さんはお互いに支え合いながら、手探りで毎日を過ごしてきました。つらい時期を経て、ふたりの絆はよりいっそう強くなっているそう。

「以前は、私が寝込もうが出張で1週間くらい家を空けようが、我関せずという感じでした。でも今は、私のことを気にしてくれるように。くしゃみをしただけで、お気に入りのおもちゃをくわえて駆け付けてくれます」

 とうさんはお空の上から、いつもこじろうくんと飼い主さんのことを見守ってくれていることでしょう。これからも“ふたり”の穏やかで優しい日常が続きますように。

(Hint-Pot編集部)