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失敗したごはんを復活させるには 電子レンジや炊飯器を使った簡単裏ワザ試してみた
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米が含む水分量や気温と湿度、浸水時間などによって炊きあがりに差が出る炊飯。よくある失敗といえば、水が多すぎてやわらかくべちゃべちゃになっていたり、芯が残って硬くぼそぼそした状態になっていたりと、水加減を間違えることです。炊飯器のフタを開けて、そんなごはんを見たらショックを受けますよね。そこで、炊飯に失敗したごはんを復活させる裏ワザを検証します。
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やわらかいごはんは水分を飛ばす 硬いごはんには水分を含ませる
炊飯に失敗したごはんを復活させるカギは「水分の調整」です。べちゃべちゃしたごはんと芯が残ったごはんは、どちらも電子レンジもしくは炊飯器を使えば調整ができるといいます。裏ワザをそれぞれ検証しました。
米は品種によって粒の大きさや硬さが異なるので、試す際に加熱時間などを調整してください。今回は、福島県産のコシヒカリを使用しました。もっちりとした食感で粘り気があるのが特徴です。
600Wの電子レンジで加熱 水分は飛ぶものの…
まずは、やわらかいごはんがちょうど良い食感になる裏ワザを検証します。炊飯器に2合のお米と2.5合分の水を入れて炊飯したため、少々やわらかくべたべたとした食感です。
【方法】
1. 1合分のごはんを平らな皿に取り分けて均一に盛り、ラップをかけずに600Wの電子レンジで1分加熱する
2. ごはんがまだやわらかい場合は、追加で30秒ずつ加熱する
【結果】
1分加熱しましたが、食感はべたべたのまま。そこで30秒ずつ加熱を繰り返したところ、計3分半の時点でごはんの表面が硬くなり始めました。試食すると、口に入れた瞬間は少し噛みごたえを感じたものの、その後のやわらかい食感は変わらず……。さらに30秒加熱しましたが、食感は同じ状態です。このまま加熱を繰り返すとごはんの表面のみが乾いてしまいそうだったため、検証を終了しました。
フタを開けたまま炊飯器の保温モードで放置
【方法】
1. 炊飯器のフタを開け、保温モードで10分間放置する
2. ごはんが乾燥しないように3分に1度かき混ぜる
【結果】
今回は、炊飯器の中に1合分のごはんを入れて検証しました。10分が経過してもほとんど変化はみられず、さらに10分放置しましたが、ごはんはやわらかいままでした。この方法で硬いごはんに近づけるのは難しいようです。