水を振りかけて電子レンジで加熱するだけ

　続いて、硬く炊きあがったごはんを検証します。炊飯器に2合のお米と1.5合分の水を入れて炊飯したため、噛める程度の硬さですが、お米本来のふっくらとしたおいしさは感じられません。まずは、電子レンジを使って復活できるか調べます。

【方法】
1. 1膳分のごはんを耐熱皿に移したら、小さじ1の水をかけてラップをし、600Wの電子レンジで1分半加熱する
2. 硬さが残っている場合は、様子を見ながらさらに30秒ずつ加熱する

【結果】
　電子レンジで1分半加熱しましたが、食感はほとんど変わりませんでした。その後、30秒ずつ追加で加熱。計3分半加熱した時点で少しやわらかくなったため、さらに30秒加熱しました。すると、今度は加熱のしすぎで、当初よりもさらに硬くなるという結果に……。おいしく食べられるごはんに復活させることはできませんでした。

料理酒をかけて炊飯器で再加熱

【方法】
1. ごはん1合に対し大さじ1の料理酒を振りかけ、通常モードで再加熱する

【結果】
　ふっくらとはいえないものの、硬めが好きな人なら問題のない程度のごはんに復活させられました。ただ、ごはんに料理酒の匂いが残るので、お子さんのいる家庭や匂いが気になる方は、料理酒を水に置き換えることをおすすめします。

やわらかいごはんの復活は難易度高め　硬いごはんは炊飯器が好適

　いずれの結果も、おいしく炊きあがった状態のごはんに復活させることはできませんでした。やわらかいごはんを復活させるのは難しかったため、おじややおかゆなどの食べやすい料理に調理するのがおすすめです。

　また、完璧とは言えないものの、硬いごはんの場合は「炊飯器で再加熱」する方法が好適でした。こちらもチャーハンなどの料理にリメイクすると、より食べやすいかもしれません。大切なお米を無駄にしないためにも、それぞれの硬さに適した料理を探してみるのもひとつの手ですね。

（Hint-Pot編集部）