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鼻の中の乾燥や便秘が気になるときに 秋の潤い薬膳ブレンド茶の作り方
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今年は、10月に入っても暑い日が続き、また台風などもあり、目まぐるしさを感じます。そろそろ乾燥が気になる季節に。鼻の中の乾燥や便秘が気になる人は、びわ茶とはとむぎ茶で作る薬膳ブレンド茶が良いそうです。びわの葉のお茶は、薬膳の知恵では「肺を潤す」ということで、冬の時期にも活躍するそうです。ヨガインストラクターで薬膳フードデザイナーの村上華子さんが「秋の潤い薬膳茶」の作り方をお届けします。
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薬膳の知恵 びわの葉茶とはとむぎ茶で
二十四節気では「寒露」を迎えました。朝晩の涼しさに加えて、日中でも上着を羽織はじめる心地よい気候ですね。とはいえ台風の影響などで、蒸し暑さを感じる日も混在したり、なんとなく落ち着かない目まぐるしい実感もあります。
秋の空気の特徴は、いよいよ乾燥を増してきた……という感じです。呼吸器や腸の粘膜を守り、風邪をひかないように注意したいもの。ここ最近、鼻の中の乾燥感や便秘が気になるという人は、今からしっかり秋の養生をしていきましょう。
そのコツは、消化力を上げるということ! 夏に冷たい飲食物を食べ過ぎておなかの調子が弱ると、飲食物から「衛気(えき・ウイルスや細菌などの侵入から身を守るバリアの機能)」を作り出せず、免疫力を低下させることに。つまり、消化を整えることは、元気の要なのです。食欲の秋とは言うけれど、不調を感じる方は、消化のよい食事を心がけ、おなかを冷やさないように養生するのがポイント。消化の力がしっかり働きだすこと(運行すること)で、体の隅々まで潤い、乾燥が原因になっている便秘を解消し、乾いた咳や風邪からも身を守ります。
そこで、今日ご紹介する薬膳茶は、喉や鼻、肺といった呼吸器官を潤す「びわの葉茶」をメインに、水分代謝を促す「はとむぎ茶」、そして、トッピングにはインド料理などよく使われる「フェンネル」を加えました。フェンネルは中医学で「ウイキョウ」という名前の生薬として扱われ、停滞しているものを動かす働きがあることから、消化を促し、おなかを温める効果が期待されています。