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桃の皮がノンストレスでつるんとむける むき方3種の比較

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

その2:包丁の背で撫でてから桃の皮をむく方法

 ふたつ目は、包丁の背を使って桃の皮をたるませてからむく方法です。

包丁の背で桃全体を撫でる【写真:Hint-Pot編集部】
包丁の背で桃全体を撫でる【写真:Hint-Pot編集部】

【手順】
1. 包丁の背を使って桃の表面をまんべんなく撫でる
 包丁の背で優しく全体を撫でる。その際、包丁の刃先に注意する。桃の皮の表面にはびっしりと細かいうぶ毛があるので、最初に流水で洗い流しておくと良い

浅く切り込みを入れ、両手で切れ込みを開く【写真:Hint-Pot編集部】
浅く切り込みを入れ、両手で切れ込みを開く【写真:Hint-Pot編集部】

2. 桃の皮に切り込みを入れ、両手で開くようにむく
 全体を撫で終わったら、桃の割れ目(縫合線)に沿って、包丁で浅めに切り込みを入れる。切り込みを中心として桃を包むように両手を添え、皮を左右に開く

 1の手順を行ったところ、皮と実の間にたるみができるように感じました。切り込みから皮を開くとき、あまり力は必要なくきれいにむけました。

その3:爪楊枝を通して桃の皮をむく方法

 最後に、爪楊枝で皮をむく方法を試してみました。

実と皮の間に爪楊枝を通す【写真:Hint-Pot編集部】
実と皮の間に爪楊枝を通す【写真:Hint-Pot編集部】

【手順】
1. 実と皮の間に爪楊枝を通す
 桃の皮をすくうように爪楊枝を刺し、実と皮の間へ横向きに通す

爪楊枝と皮を一緒に下へスライド【写真:Hint-Pot編集部】
爪楊枝と皮を一緒に下へスライド【写真:Hint-Pot編集部】

2. 通した爪楊枝を下へスライドさせる
 横向きに刺した爪楊枝を平行に下へ向かってスライドさせ、皮をむく

 包丁を使わない手軽さはありますが、桃の実と皮がしっかりとくっついていて、爪楊枝を通してもスムーズにむくことは困難です。また、そのせいもあって実に少し傷が付いてしまいました。もう少し熟したやわらかい桃だったら、比較的簡単にむけるかもしれません。

やってみた結果 傷を付けずにつるんとむける方法とは?

 3つの裏ワザを試してみた結果、桃の実を傷付けずきれいに皮がむけると感じたのは、ひとつ目の湯むきです。熱湯にくぐらせて冷水に取るので、鍋や氷水の準備が必要になりますが、おもしろいように皮がむけます。ふたつめの包丁の背で撫でる方法も、比較的きれいに皮がむけましたが、全体を撫でる力加減に多少のコツが必要かもしれません。包丁の背の代わりにスプーンを使っても良さそうです。

 みっつ目の爪楊枝を使う方法は、今回の検証のなかでもっとも難しく、実に傷も付きましたが、手軽さでは優れていると感じました。包丁がなくても皮がむけるので、知っておくと便利な方法です。

 桃がおいしい季節。きれいに皮をむいて、旬の味を堪能したいですね。

(Hint-Pot編集部)