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栗の鬼皮の正体は果肉 つるんと簡単にむける話題のライフハック やってみた
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おいしそうな栗を見かけても、硬くて分厚い鬼皮をむくのが大変そうで、躊躇してしまうことはありませんか? 栗料理を作るにはどうしても数が必要になるため、少しでも時短をしたいところ。そこで、SNSで話題になった「鬼皮をつるんと簡単にむく方法」は本当に時短になるのかを検証。昔ながらのむき方と調理時間を比較します。
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おいしい栗の見分け方は 昔ながらの鬼皮のむき方を検証
むくのが大変な栗の鬼皮。一般的に栗の皮だと思われていますが、果肉部分にあたります。実はトゲトゲとしたイガの部分が皮で、私たちが食べている中身やそれを包む渋皮部分は種です。まずはおいしい栗の見分け方をご紹介します。
【おいしい栗の見分け方】
・鬼皮の茶色が濃く、ハリがある
・鬼皮を指で押した際に、ブカブカと浮いていない
・座(底の部分)が黒っぽかったり、ベトベトとしていたりしない
それではさっそく、昔ながらの鬼皮むきの方法を試してみましょう。検証には、栗料理に使うことが多い生栗を使用します。
【ベーシックな栗の鬼皮のむき方】
1. ボウルに栗を入れ熱湯を注ぎ、生栗を10~30分浸けておく(今回は30分)
2. 30分経ったらザルにあげて、粗熱を取る
3. 座に包丁で切れ目入れてから、はぐようにして鬼皮をむく
生栗を10個むく時間をストップウォッチで計ってみたところ、時間は約8分でした。1つむくのに50秒ほど。鬼皮は硬くて包丁を入れていくのも難しく、とても力がいります。ところどころ栗の身を削ってしまった部分も。渋皮もぴったりとくっついているためはがれません。1時間ほど水に浸けておくことでむきやすくなるようですが、さらに時間と手間がかかってしまいますね。