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食費の節約どうすれば? 話題のママが教える賢い買い物法 「特売日のまとめ買い」はデメリットも…

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著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム・水沼 一夫

なすとひき肉のボロネーゼ
なすとひき肉のボロネーゼ

 物価の上昇が止まらないなか、食費を節約するにはどうすればいいのでしょうか。インスタグラムのフォロワー36万人で、初の著書「奇跡のレンジおかず202」(KADOKAWA刊)が好評のまゆこさんは、火を使わずに完成する簡単料理を紹介しています。効率の良さは、日頃の買い物にも。普段から心がけている節約法を聞きました。(取材・文=水沼一夫)

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台所にコンロは不要 火を使わない「202」のレシピを考案

 まゆこさんは日頃、電子レンジを使うことで調理にかける時間やコストを大きく削減しているといいます。

「まずは時間の節約ですね。電子レンジをかけている間に違う副菜を作ったり、次の日の準備をしたり、子どもの相手をしたり。電子レンジをかけている間は本当に手が空くので、それが電子レンジの最大の節約効果だと思ってます。洗い物も少なくなるので、そういう意味でも時間が短くなっていると思うんです」

 火を使わない「202」のメニューのなかには「すき焼き肉豆腐」や「プルコギ」などメイン級のおかずから、「お店レベルのシーザーサラダ」「デパ地下サラダ」など、味も本格的なメニューがずらりと並びます。

 さらに、「一発麺」なる鍋を使わない麺類も考案しました。

「耐熱ボウルに麺や具材、調味料を全部入れて、電子レンジ一発で完成というものです。今、『ワンパンパスタ』といって、麺を別ゆでせず、フライパンひとつで作るパスタのレシピがけっこうあるのですが、それの電子レンジバージョンですね」

「なすとひき肉のボロネーゼ」から「汁なしカレーうどん」まで、麺作りの概念を覆しています。吹きこぼれを気にしたり、途中で麺を混ぜたりする必要もありません。

「主婦の方だとひとりでランチをすることがあると思いますが、そういうときに役立つレシピだと思って考えました。言われないで食べたら、電子レンジで作ったとわからないと思います。パスタも割とアルデンテな感じに仕上がりますし、おいしく食べていただけるレシピです」と、太鼓判を押しています。

 そんなまゆこさんは、普段の買い物でも節約を心がけています。

「基本的には毎日買い物に行きますが、その日に使うものしか買わないようにしていますね。今日の夕飯に豚のショウガ焼きを作るとしたら、豚肉とタマネギ、キャベツといった感じです。キャベツもひと玉ではなく、半分や4分の1など使い切れる分を買うようにしています」

 節約といえば、スーパーの特売日にまとめ買いする人もいるでしょう。まゆこさんは、その逆をいきます。

「安いときにまとめ買いをしても、結局使い切れずに残ってしまったり、葉物野菜だと2~3日すると傷んでしまったりしますよね。ちょっと傷んだ状態のものを食べるよりは、その日に買った新鮮なものをおいしく食べたほうが私はいいなと思っています。傷んだ部分をカットするのもロスになるので、それだったら多少は割高にはなるけれど、小分けにしてあるものやその日に使い切れるものを買うようにしていますね」