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自分も知らない自分に出会える美術館・博物館めぐり 「ぐるっとパス」で東京の魅力も再発見
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1部2500円の「ぐるっとパス」をお得に活用する方法
「ぐるっとパス」は東京を中心とする101の美術館や博物館などの入場券や割引券がセットになっている、1部2500円で購入できるチケットです。最初に利用した日から2か月間有効で、各施設につき1回の利用が可能。施設窓口での「ぐるっとパスカード」購入に加え、オンラインでも電子チケットを24時間購入できるようになり、さらに便利になっています。
使い方は簡単。各施設の窓口で、「ぐるっとパスカード」か電子チケットのQRコードを提示して「ぐるっとパスです」と伝えるとスムーズです。そこで、「ぐるっとパス」初心者が満喫できるお得エリアについて山本さんに伺いました。おすすめエリアの一例として、六本木、目黒、西新宿の3か所をまず紹介したいといいます。
「まずは六本木エリアですが、六本木一丁目駅に直結している泉ガーデンタワーの裏手にある『泉屋博古館東京』と、そこからホテルオークラ東京敷地内まで歩いて5分ぐらいに『大倉集古館』があるので移動しやすいかなと思います」
目黒エリアは、地下鉄の白金台駅からJR目黒駅周辺で2つの施設を周ることができます。
「白金台駅から徒歩7分のところにある『松岡美術館』と、そこから徒歩で目黒駅方面に向かう途中にある『東京都庭園美術館』です。こちらも『ぐるっとパス』の提示だけで入館できるうえ、個別の入館料の合計は『ぐるっとパス』の購入金額とほぼ同額なのでお得です」
さらに西新宿エリアでは、地下鉄の初台駅に直結している東京オペラシティ内で複数のアートに触れることができます。
「3階にあるのは『東京オペラシティ アートギャラリー』、4階にあるのは『NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]』で、そこには複数の展示があります。それらも『ぐるっとパス』の提示だけで見ることができるので、さらにお得です」
事務局が運営するウェブサイトにも、定期的に活用情報がアップされているそうです。
「サイト内にある『活用ブログ』を見ていただくと、時期によっておすすめの展覧会を入場と割引別に記事にしていますので、それを参考にしていただくといいかなと思います。たとえば、今なら『8~9月のおすすめ展覧会』という記事があります。今しか見られない期間限定の展示を確認できるうえに、パスを使ってお得になる金額も記載があるので便利です」
さらに「お得エリアで活用する」方法も教えていただきました。おすすめのエリアの例は六本木、目黒、西新宿の3つがあります。
訪れる時期によって展示の内容や開催日時、さらに企画展や特別展によっても入館料が異なりますので、行く前に必ず施設のウェブサイトなどで確認してほしいとのこと。2023年度の「ぐるっとパス」の購入期限は2024年1月31日まで、利用は同年3月31日までです。有効期限が2か月なので、購入の際は注意が必要です。
今夏、自分も知らなかった新たな自分との出会いに、「ぐるっとパス」を活用してみてはいかがでしょうか。
江戸開府400年記念事業の一環として、2003年にスタートした「東京・ミュージアム ぐるっとパス」(以下、ぐるっとパス)を運営している。毎年度、参加施設の変更はあるものの、2023年度は新たに「野球殿堂博物館」と「WHAT MUSEUM」が新規参加したほか、「サントリー美術館」が再参加し、計101施設が「ぐるっとパス」の対象施設となっている。
(Hint-Pot編集部)