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豆腐の木綿と絹ごしで栄養は違う? 栄養士おすすめの体にうれしくおいしい冷ややっこのトッピングとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

相性の良い薬味 それぞれの栄養メリット

 冷ややっこは豆腐をパックから出し、お皿に盛れば完成する手軽さも魅力です。豆腐の水っぽさが気になったら、上下をキッチンペーパーで押さえて水切りすると良いでしょう。トッピングをのせる場合は、水っぽいと味が薄まってしまうので、水切りのひと手間をかけたほうがおいしくなるからです。また、ざっくり崩してから盛り付けると、豆腐の表面積が広がることで味が染みやすくなります。

 冷ややっこというと、刻んだネギや大葉にしょうゆをかけて食べるのが定番だと思いますが、たまにはアレンジしてみても。栄養メリットが増すトッピングを紹介します。

βカロテンを含むニラ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
βカロテンを含むニラ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

○ニラ+ゴマ油+塩
 脂溶性であるβカロテンを多く含む緑黄色野菜のニラは、油との相性がバッチリ。油がβカロテンの吸収率を高めてくれます。ニラの代わりに、ネギの緑色部分にしてもOKです。ニラやネギはアリシンを含み、疲労回復や滋養強壮も期待大。さらに、ゴマ油は体内で生成できない必須脂肪酸のリノール酸や、悪玉コレステロールの減少が期待されるオレイン酸などの不飽和脂肪酸を豊富に含みます。塩の代わりに、しょうゆをゴマ油と合わせてドレッシング風にしてもおいしくいただけますよ。

大葉とキムチ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
大葉とキムチ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

○大葉+キムチ+刻み海苔
 キムチに含まれる唐辛子の成分カプサイシンは血流を良くし、疲労回復効果が期待できます。キムチに使われるニンニクはネギやニラと同様にアリシンを含み、糖質代謝の補酵素であるビタミンB1の吸収率をアップ。さらに、大葉は疲労回復効果のあるビタミンB1を含むので、キムチとの相性がバッチリです。不溶性食物繊維を多く含むキムチと水溶性食物繊維を多く含む海苔も、互いに異なる性質の食物繊維を補足する組み合わせ。冷ややっこの栄養価をさらにパワーアップさせます。

ツナとキュウリ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ツナとキュウリ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

○ツナ+キュウリ+塩昆布
 ツナのたんぱく質は免疫機能を向上させ、水分を多く含むキュウリは体を冷やしてくれます。食物繊維をはじめミネラルが豊富な塩昆布は、うま味成分のグルタミン酸を含むのでおいしさがアップ。さらに、うま味成分にイノシン酸を持つツナとの相性もバッチリです。味の相乗効果が期待でき、冷ややっこがよりおいしくなります。

【参考】
「調理師養成教育全書2 食品と栄養の特性」(全国調理師養成施設協会 2023年)

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾