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新NISA制度がすごい 改正ポイントを税理士が解説 手取り10万円台でもお金を貯めるにはいくら運用すべき?

公開日:  /  更新日:

著者:板倉 京

老後が不安…。手取りが少なくても貯蓄するなら新NISAを活用(写真はイメージ)【写真:写真AC】
老後が不安…。手取りが少なくても貯蓄するなら新NISAを活用(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「将来のためにお金を準備しておきたいけれど、手取りも少ないしなかなか貯まらないくて不安しかない……と思っている方にぜひ試してほしいのが、NISA制度を使った積立投資です」と語るのは、税理士でマネージャーナリストの板倉京さん。豊富な実務経験のある板倉さんが、手取り10万円台であっても貯蓄ができるアイデアをレクチャーするこの連載。第4回は、NISAを利用した積み立てについてです。

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初心者でもできる最強の“ほったらかし投資”

 NISAの積立投資は、利益が出ても税金がかからないため「初心者でもできる最強の“ほったらかし投資”」と言えるでしょう。NISAの投資先は、国(金融庁)お墨付きの投資信託から選びます。

 投資方法は、毎月(毎日でも毎週でも可)投資する金額を設定して、あとは放っておくだけ。これだけで、相場が高いときも安いときもひたすら同じ金額を定期的に買い続けることになり、結果リスクを減らし、安定的に資産を運用できるのです。「相場の上下に一喜一憂することなく、とにかくほったらかしにしておく」。忙しい人でもできる、簡単で効果の高い投資方法です。

 NISA制度の売りは、税金がかからないこと。資産運用の目的はもちろん利益を出すことですが、身近な運用方法である投資信託などの場合、利益に約20%の税金がかかります。仮に100万円の利益が出ると、税金は約20万円。手取りは80万円弱になってしまいます。

 しかし、NISAの制度を使えば利益の100万円から税金を引かれることなく、そのままもらえます。つまり手取り20%増ということ。「確実に20%の利益が出る投資商品なんてこの世にない!」わけで、税金がかからないNISAの制度はすごいのです。