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からだ・美容

携帯扇風機による乾燥も 「夏老け肌」の原因や対処法を医師が解説

公開日:  /  更新日:

著者:岩淵 美樹

教えてくれた人:佐藤 卓士

紫外線や携帯扇風機の風…夏は肌にとって過酷な状況(写真はイメージ)【写真:写真AC】
紫外線や携帯扇風機の風…夏は肌にとって過酷な状況(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 猛暑が続いた今年の夏。気象庁の3か月予報では、9月以降も厳しい残暑になるという発表がありました。まだまだ暑さ対策が必要ですし、肌にとっても過酷な状況が続きます。夏バテでお疲れぎみの人も多いことから、「肌に元気がない」「シワやシミが増えたかも」と肌の変化を感じている人もいるでしょう。気になっているけれど、正解がわからないという健康や美容の疑問を医師が解説する連載。今回は、肌の夏老けについて美容形成外科の佐藤卓士医師に伺いました。

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紫外線や冷房など夏は肌の老化を進める原因がいっぱい

 夏の終わり、肌がゴワつく、ハリがなくなって小ジワが気になる、くすんで見えるなど肌の変化を感じる人が多いようです。女性誌などでは「夏老け」と呼ばれているようですが、もちろんこれは医学用語ではありません。紫外線などのダメージを受け、ひと夏で肌がぐっと衰えたことを呼ぶようです。

 一年のなかで肌の老化が加速しやすいのが夏です。紫外線量や気温の上昇、エアコンの冷房、室内外の激しい気温差など肌にとって過酷な環境下にあります。

 なかでも紫外線は肌にとって大敵です。紫外線量は5月から増え、7~8月にピークを迎えます。レジャーなどで外に出る機会も増えますから、紫外線を浴びる量も増える季節です。紫外線を浴び続けると、皮膚の真皮にあるコラーゲンやエラスチンがダメージを受け、肌のハリや弾力が失われてたるみやシワにつながります。また、紫外線はメラニンの生成を促すため、肌のくすみ、シミが増える原因にもなります。

 気温が高いため汗や皮脂の量が増え、一見肌が潤っているように感じますが、実は乾燥が進んでいることも。汗が蒸発するときに皮膚にとって必要な水分までも蒸発してしまうため、乾燥してしまうのです。

 また、エアコンの冷風で空気が乾燥するため、肌が乾いてしまいます。外出時に携帯用扇風機を顔に当てている人も要注意です。風を直接当てているので、肌の乾燥につながるおそれがあります。肌が乾燥すると、潤いを保とうと皮脂が過剰に分泌して吹き出物など肌荒れを招くことに。

 冷房で体が冷え、血のめぐりが悪くなると、皮膚に栄養が十分に行きわたらず肌荒れが進むこともあります。乾燥していると肌のバリア機能も低下しますし、ターンオーバーも乱れてくるため、夏の終わり頃に「肌がぐっと老けたように見える」「肌がゴワゴワして透明感がない」と感じるようになるのです。