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きっかけは愛猫 “アラフィフ”の日本人記者がドイツで語学習得に励むワケ

公開日:  /  更新日:

著者:島崎 英純

ドイツ語習得の暁には、ココロのためにおいしいごはんを探してあげたい

帰宅後はココロと一緒に遊ぶ時間をたっぷり取るようにしています【写真:島崎英純】
帰宅後はココロと一緒に遊ぶ時間をたっぷり取るようにしています【写真:島崎英純】

 授業は平日の月曜日から木曜日までの週4回、午後5時30分から9時までです。ナイトコースに通う生徒の大半は、何かの職務に就いています。勤務後の授業はかなりの負担になるもの。しかし、そんな苦労を微塵も感じさせずに、みなさん積極的に語学習得と向き合っています。

 僕にとっての問題は、月曜日から木曜日の夕方から夜の間、家を空けなければならないことです。家で寂しい思いをしているココロには、帰宅後に留守番のご褒美としてドイツ版のチューブ型おやつをあげて、ひとしきり一緒に遊ぶようにしています。

 ココロにはしばらく寂しい思いをさせてしまいますが、僕のドイツ語が上達したら、その言葉を駆使しておいしいものをたくさん探してあげたいと思います。僕が語学学校で奮闘している様子は、YouTubeチャンネル「『猫と僕』in Germany」でも公開しています。僕が頑張る姿を、きっとサツキも空の上から応援してくれているでしょう。

(島崎 英純)

島崎 英純(しまざき・ひでずみ)

1970年生まれ。2001年7月から2006年7月までサッカー専門誌「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画出版社刊)編集部に勤務し、Jリーグ「浦和レッドダイヤモンズ」を5年間担当。2006年8月にフリーライターとして独立。2018年3月からはドイツに拠点を移してヨーロッパのサッカーシーンを中心に取材活動を展開。子どもの頃は家庭で動物とふれあう環境がなかったが、三十路を越えた時期に突如1匹の猫と出会って大の動物好きに。ちなみに犬も大好きで、ドイツの公共交通機関やカフェ、レストランで犬とともに行動する方々の姿を見て感銘を受け、犬との共生も夢見ている。