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東大合格者の勉強ルーティン 「毎日、全教科を少しずつ」 語学の苦手を克服する“好き”の取り入れ方
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日本の最高峰・東京大学(以下、東大)に合格する人たちは、どのように受験を攻略していたのでしょうか。現役東大生が実践してきた勉強法やマインドに迫るこの連載。今回は、東大文学部3年生・吉住咲良さんのインタビューをお届けします。後編では、吉住さんが大切にしてきた勉強におけるルーティンや受験期に実践していた計画の立て方、勉強法について話を聞きました。
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ルーティンは「国数理社」 ひとつの教科に偏らない意識も
吉住さんは、出身である長野県の上田高等学校から東大へと進学。中学校までは理系科目が得意で医学部を志望していましたが、高校入学後に理系の壁にぶつかり、文系にシフトした経緯がありました。それでも、もともと英語が得意科目だったこともあり、文転することに迷いはなかったといいます。
見事、東大に一発合格を果たした吉住さんの勉強におけるルーティンは、小学校時代にはすでに確立されていました。
「(ルーティンは)実は小学校の頃からあって、絶対に国語、数学(算数)、理科、社会の順番で勉強していくと決めていたことです。国語はやっているうちに眠くなってしまうことがあるので最初に終わらせて、その次に頭を使う数学と理科、そして疲れてきたらまた好きな文系(社会)の勉強をする――という流れが身についていました。中学校から始まった英語は好きな教科なので、疲れたときにやる教科として組み込んでいました」
長い文章を読む必要がある国語の勉強で、ついウトウト……。そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。吉住さんは眠気を誘う国語から勉強を始め、そのあとに計算などで頭を使う数学、理科に取り組み、集中力が切れそうになったところで、得意科目である社会や英語に切り替えるというのがお決まりの流れだったそうです。
国数理社の順番が重要になるのはもちろんですが、一日のなかですべての教科に必ず手をつけることもポイントだったといいます。ひとつの教科に偏らないようにすることで集中力が途切れず、効率的に勉強することができていたそうです。
「その日、勉強できるトータルの時間にもよりますが、30分から1時間単位で勉強する科目を変えるようにしていました。どれかひとつの教科をもっとやりたいと思っても、なるべく全教科を少しずつでも手をつけるように決めていたんです。とくに平日は、ひとつの教科にかける時間は短くなってしまいますが、それでもすべての教科をやるように意識していました」