秘密基地に不法侵入した飼い主さん　ソングくんに見つかってハプニング勃発

　やんちゃにすくすくと成長したソングくん。室内の収納スペースの引き戸を開ける技も身につけ、中でお昼寝をしたり、探検したりするようになりました。

　危険なものは置かれていないことから、そのまま見守ることにした飼い主さん。ある日、ソングくんにプレゼントしたものの、使ってもらえないまま放置していた自作の“ねこベッド”を収納スペースに置いてみました。

　しばらくして、飼い主さんは様子を見に収納スペースへ。しかし、ソングくんの姿はありません。仕方なく部屋へ戻ろうとしたところ、目の前にソングくんが現れました。

「秘密基地から不審者が出てきた」と思い込んだソングくん。恐怖や怯えを感じたようで、大きく目を見開いて、耳を頭と同化するほどぺたんと倒し、おしりを高く上げて“威嚇ポーズ”を取りながら、まるで呪文のようなうなり声を上げました。

「よほど恐怖を感じたのか、怯えた様子でうなっていました。彼にしたら、普段は誰もいない自分の秘密基地から突然、私が現れたので『誰だ、お前！　お化けか？　怪獣か？』とパニックを起こしたのではないかなと。飼い主と認識してもらえないことにショックを感じたものの、“リアルドラえもん”のようにまん丸な顔を見て思わず笑ってしまいました」

　ソングくんの不思議な鳴き声を聞いた飼い主さんは、「衝撃映像!!!　これ、『ねこいぬワイドショー』で見た呪文系とか憑依系のやつだ！　嫌ーーーーーっ」とのコメントを添えて写真をXに投稿。すると、2000件近い“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「本気だねぇ～（笑）」「おみみ！　MAXぺったんこ」「めっちゃ怒っているときのやつですねこりゃ　威嚇している」「“イカ耳”ではなくて“ドラえもん”」「陰陽師やで～」「何か人語しゃべろうとしています」など、ソングくんの迫力あるリアクションに驚く声が寄せられています。

“通常モード”まで少し時間がかかったソングくん

　こうして10分ほどうなり続けていたというソングくん。申し訳なく思った飼い主さんは、そっとしておくことにしました。それから30分ほど経過すると落ち着きを取り戻し、自ら飼い主さんのそばへ。しかし、飼い主さんから撫でられるとダッシュで逃亡。思っていた以上に驚きが大きかったようで、完全復活するまでに少し時間がかかり、飼い主さんはとても心配したといいます。

「しばらくは緊張状態が続き、遊ばず、ごはんも残していました。こんなことはおうちに迎えてから初めてで、私が思う以上に怖かったようです」

　今は少しずつ落ち着きを取り戻し、ソングくんはいつものように飼い主さんに甘えながら穏やかな様子を見せるようになってきたそう。これからも優しい飼い主さんと一緒にいろいろなことを経験しながら、楽しい思い出をたくさん作ってほしいですね。

○取材協力：保護猫のソングくん♪（@pyonkichi_note）さん

（Hint-Pot編集部）